丸井グループは「性別に関係なく一人ひとりが活躍する企業文化の実現」に向けて、女性の活躍の重点指標を「女性イキイキ指数」として設定しました。その項目に「男性育児休業取得率」を掲げ、取得を推進しています。2019年3月期以降、毎年男性育休取得率100%を達成し、当たり前に男性が育休を取得する風土が育まれています。現在は、子育てのスタート時期から一定期間夫婦が共に育児に参画することが大切であると考え、産後8週以内の早い時期からの取得と、1カ月以上の長期の取得を推進しています。
ジェンダーイクオリティプロジェクトの取り組み

女性活躍において、最も本質的で重要な課題であり一番 のボトルネックである「性別役割分担意識」の見直しに向けて、2022年3月期より手挙げの社員から成るプロジェクトを発足し、職場におけるジェンダーバイアスの解消や、男性育休の質の向上(早期・長期の取得)に向けて活動しています。これらの活動を通して、性別に関わらず一人ひとりが活躍できる企業文化の醸成を目指しています。
育休マニュアル(男性編)の作成と周知

男性社員が育休を取るにあたり
「長期の育休もとってみたいけれど、会社や国の制度がよくわからない」
「そもそも育休取得にあたってどんな申請が必要なの?」
「育児休業給付金って?休職期間中手取りはどのくらいになるの?」
「どんな取得パターンがあるの?」
そんな声や疑問を解決する「育児休職マニュアル(男性版)」を作成、社内イントラネットに掲示するとともに、育休を申請した社員や出産登録をした社員と上司に個別に周知をしています。マニュアル内では、子育てのスタート時期から一定期間夫婦が共に育児に参画することの大切さについて説明し、育休は、”持続的に家事育児に参画するための大切なお休み”であることを発信しています。
育休中のタスクや家事育児分担を考えるためのツール「Co育てサポートノート」の提供

育休を有意義なものにするためのツールの一つとして、プロジェクトメンバーが企画・作成した「Co育てサポートノート」を社内イントラネット上で提供しています。
育休は働き続けるための大切なお休み、と位置づけ、育休期間中に育休後の働き方や家事育児分担についてパートナーと話しあったり、育休中にやりたいことを書き出すことが出来るツールとなっています。夫婦が協力して子育てに臨んでほしい、という願いを込めて「子を共に育てる」=「Co育て」というネーミングにしました。
男性社員の育休取得事例の紹介

丸井グループでは男性育休100%達成の次のフェーズとして、子育てのスタート時期から一定期間夫婦が共に育児に参画することが大切であると考え、「産後8週以内の早い時期からの取得」と、「1カ月以上の長期の取得」を推進しています。
それにあたり、産後8週以内に取得した社員と約1年間育休を取得した社員の事例を社内イントラネット上で紹介しています。実際に取得した社員の実体験や生の声を届けることで、今後取得を希望する社員が参考にしたり、職場の理解向上に寄与しています。