育業応援ハンドブック
13/39

当事者に与えるプラス効果 企業組織に与えるプラス効果 当事者が抱える不安と払拭するポイント 企業組織が抱える不安と払拭するポイント 抱える不安● 「経済的な不安」:育業で収入が減少するかも?● 「業務的な不安」:残された人で業務に対応できるだろうか?● 「心理的な不安」:周りにどう思われるのか?昇進に影響するかも?払拭するポイント● 社内制度と有休の有効活用(減収を最小限に抑える)● 業務の属人化を解消、マルチタスク化の推進● 組織風土を変えることで心理的な不安を解消 抱える不安● 「人手不足への不安」:業務が停滞するのでは?● 「クオリティへの不安」:同じクオリティで業務を継続できるだろうか?● 「不公平感への不安」:しわ寄せに対する周囲からの不満が出ないか? 払拭するポイント● 後輩・後任者の自立と成長を促進● 業務プロセスの再構築、業務の見える化を促進● 多様な人材への理解と組織の一体感を強化当事者企業組織● 家庭/夫婦の関係性(キズナ)を深める● 職場で活かせるスキルが向上し、自らが成長する● 男性にとって新たな社会経験や気づきを与える● 男性・女性ともに育児と仕事の両立(就労継続)を可能にする12● 社員のロイヤリティの向上を促す● 間接的に労働生産性を向上させる● 企業価値の向上が図れる● 優秀な人材確保が図れる(育業を制する企業が人材採用を制する) プラス効果 不安と払拭するポイント 育業推進のカギとなる視点育業を推進していく上では、カギとなるいくつかの視点を踏まえて課題や取組を検討していくことが重要です。まずは、育業の当事者が働いている「企業組織」からの視点と、育業をしようとする「当事者(従業員)」からの視点です。次に育業が企業や当事者にもたらす「プラス効果」の視点と、理解不足や経験がないことにより生じる「不安と払拭するポイント」という視点です。これらの視点を重ね合わせて全体像を把握することで、課題や取組の検討が行いやすくなります。

元のページ  ../index.html#13

このブックを見る