東京都育業ハンドブック
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育業の現状につい て育業とは育業を含めた働き方改革は、企業にとって取り組むべき主要な経営課題といえます。まずは経営者自身が「経営におけるコミットメント」として宣言することで、社内の気運醸成に大きな影響を及ぼします。その上で、育業を社内に浸透させていくためには、まずは着手可能な課題を抽出することによって、その課題解決に向けた取組を継続的に行っていくことが効果的です。● 育業当事者を支える同僚への手当支給や人事評価への反映● 現状の課題やニーズを抽出し、独自の支援制度を整備  (支援手当・特別休暇など)● 当事者への丁寧な面談、意向確認などの働きかけをルール化● 復職時のサポートプログラムを開発(面談・情報共有など)● オンライン説明会による認知向上・啓発● 当事者向けの啓発活動(育業研修・プレパパママ学級)● 管理職向け面談マニュアルの作成、経営層・人事担当者向け研修● 当事者や上司へのインタビューによる育業体験の共有● 育業中の夫婦の役割を明確化するための「家事・育児分担シート」  の作成育業の推進 に向けて● 経営トップからのメッセージ(男性育業取得率100%宣言など)● 育業および育業支援制度の周知・解説(ハンドブックなど)● 育業推進活動の成果報告、男性育業への啓発(社内報など)● 独自の支援制度、認定の取得情報などを社内外へ発信● 育業推進の気運醸成(経営層・人事からのメッセージ)● 育業を含めた働き方改革の推進(業務の効率化・時短制度など)● 業務プロセスの見直し(代替要員確保・非属人化・マルチタスク化)● 情報共有“見える化”の促進(社内イントラネット・社内交流会)育業推進の具体的 な手順1 3社内制度の改革学習する機会の創出積極的な情報発信組織風土の改善育業推進 に有効な取 組

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