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家族みんなで仲良く、家庭を切り盛りする秘訣はありますか?

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    俳優・タレントの杉浦太陽さんは、高校生から保育園児までのこども4人と妻で仲良く暮らす様子をSNSで発信し、人気を集めています。家族6人が仲良く暮らすのは意外に難しいものですが、杉浦家はいつも笑顔が絶えません。上手に家庭を切り盛りするコツは何なのか、杉浦太陽さんに聞きました。

    タレント 杉浦太陽 さんの考え方

    まず一番近い存在であるパートナーに思いやりを

    杉浦太陽

    ―仕事に集中しすぎて、家事分担でパートナーとギスギスしてしまう、という悩みをよく聞きます。

    僕も結婚当初は、家族のために頑張らなければ!と仕事を優先しすぎて、夫婦間でギスギスした時期がありました。 

    娘の発熱時に妻が看病をしていたのですが、僕が仕事に行く際に娘だけに「大丈夫か。可哀そうやな。愛してるよ」と言ったんです。

    すると、後で「私には一言もないの?」と妻からメールが来ました。仕事を優先するばかりで病気になったこどもにしか目がいかず、パートナーに対しての思いやりや気遣いがなくなっていたと反省しました。

    家庭の中で、煙たがられる存在ではなく、家にいてくれたら助かる、 家にいてほしい存在になる努力をしなきゃいけないと思うんですよね。妻には「パパが帰ってきたらこれをしてもらおう」と頼ってもらいたい。逆に、僕がこどもの面倒を見ている時なんかは、ドタバタしながら「ママに早く帰ってきてほしい、助けてくれ」と思いますし。

    お互いが、お互いを必要とするような動きや役割を、思いやりを持ちながら自分たちで見つけていく結婚生活が理想ですよね。「家族のために仕事をするから遅くなる」という言い分も、もちろんあります。けれど、大事な家族を疎かにするのはもったいない。

    何を最優先にするかということを、改めて夫婦で考え直す機会を作るのが大事なのかなと思います。

    ―杉浦さんは、いつから家族で一緒に時間を過ごしたい、 家庭を大切にしたいという気持ちが芽生えましたか?

    結婚して、親になってからですね。

    こどもから学ぶことが多くて。例えば、転職したら新しく学ぶじゃないですか。同じように家庭を築いた時点で学ばなきゃいけない、成長しなきゃいけないことがたくさんあります。

    僕も妻も、最初は「男性が働いて女性は家庭」と思っていましたが、やっていくうちに「これは違うね」という話になりました。

    やらなきゃいけないことは、帰宅後に二人でやった方が効率がいい。さらに「ご飯手伝おうか」とか「洗濯物やろうか」と声をかけることで、会話が増えたんです。

    面倒だと思った時期もありますが、これで妻と仲良くなれて、こどものことをよく知れるなら、自分が家庭で動いた方がメリットが多いと僕は感じています。

    自分の行動を家庭のルーティンに合わせるのが重要

    ―自分なりに育児家事に取り組んでいるつもりでも、パートナーが納得していないということもあります。     

    僕も風呂掃除をして「洗っておいたよ」と言ったら、妻から「今はこどもを見ていてほしかった」と言われたことがあったんです。僕からすると「手伝ったのにその言い方は何なの?」と、喧嘩になったことがありました。

    よく考えると、 妻としては「私が料理をしている間は、ぐずっているこどもを見ていてほしかった」ということ。自分は家事を手伝ったじゃん!と思っていたのですが、手伝っているという考えが、まず間違っていましたね。家のことだから2人で協力プレイして、全部クリアを目指す。そうすると、今日の出来事を夫婦で話す時間ができ、みんなでゆっくりできるようになります。

    ―パートナーが自分に何を求めているのか分からない時は、どうしたらいいでしょうか?

    僕は妻に聞きました。「今、手が空いているけれど、何かやることある?何をやったらいい?」と聞いていけば、この時間はこれをやればいいのかと、応用がきくようになります 。

    かと言って、何度も同じことを聞いてしまうと相手もイライラしてくるので、やっぱり自分で考えて、主体的に動くようにすることが大切ですね。

    そうすると、パートナーはこちらがやったことに納得してくれる。自分のルーティンを家庭のルーティンに合わせて、二人で今何をしたらいいか、この時間は何をするのかという流れを、お互いに把握しておくのが大事だと思います。

    こどものお手伝いは面倒がらずに過程を経験させる

    杉浦太陽

    ―こどもが家のことを、全く手伝ってくれないという悩みもあります。家庭の一員として、家のことに取り組んでもらうには、どうすればいいのでしょうか。

    うちも試行錯誤しました。(お手伝いへの意欲は)その子の性格によって全然違うんですよね。

    僕の経験では、親子で一緒にやると、こどもが料理や家事に興味を持ってくれるようになりました。「いつもこんな風に作っているんだ、大変だね」「じゃあ、箸を持って行くね」と優しさも芽生えます。

    こどもたちが自発的にやりたいと思うような経験をさせてあげることが大切です。

    次男は親と一緒に居たいとか、初めての料理をしてみたいという気持ちが強いので、一緒に料理することが多いですね。三男は遊びの延長で、「どっちが早くコップを持っていけるか競争」という感じでお手伝いをしています。ご飯のおかわりも自分でやりたがるので、経験させると4歳でも自分でご飯をよそえるし、ジュースや牛乳も注げるようになります。

    親が仕事で遅くなる日に、長女や長男は自分で食事を作って、後片付けもしてくれるようになりました。こどもをキッチンに立たせるのはすごく大事なことだと思います。

    こどもは幼いし何事も初心者だから、見守る側の労力も必要です。自分達で作った方が早いけれど、そこはぐっと頑張る。例えば、「目玉焼きを作ってみない?」と気軽に声をかけて、一緒に料理をする時間を作ってみると、「あ、卵ってこうやって割るんだ」とこどもは分かる。経験させていると思って、やらせてあげると、将来こどものスキルになります。

    親が忙しいから無理という日もありますが、なるべく、一緒に会話もしながらやってみるのがいいんじゃないでしょうか。

    「みんなを思いやりながら、家事を自分のことと捉えて取り組んでいきたいにゃ~」

    ブランキャット
    杉浦太陽

    答えてくれた人

    タレント
    杉浦太陽さん

    舞台・ドラマ・バラエティ番組などで活躍するタレント・俳優。4児のパパとして、自身の子育てや家族との日々を自然体で綴るブログ、YouTubeチャンネルが人気

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