こどもスマイルムーブメント 体験型ワークショップ & スペシャルトークセッション
子供たちとアンバサダーの対話から生まれた笑顔
2024年7月27日(土)、7月28日(日)に開催された「こどもスマイルムーブメント 体験型ワークショップ」では、子供たちが、こどもスマイルムーブメントアンバサダーで、ポップスピアニストのハラミちゃんから音楽の楽しさを、宇宙飛行士の野口聡一さんから宇宙やロケットの仕組みを学びました。
9月16日(月・祝)には、7月のワークショップでの学びを活かし、子供たちがハラミちゃんのピアノに合わせて楽器演奏をしたり、理想の宇宙の暮らしをテーマにしたグループワークの発表をしたりしました。参加者の新たな発見や学びにつながる時間になりました。
今回、中学生リポーターの吉良豫風さん、栗田実唯さん、古村紗雪さん、森田琉愛さんの4名が各イベントに参加し、取材をしました。
【注意】ここからは中学生リポーターが執筆しています。
ハラミちゃんと一緒に演奏会!大事なのは笑顔で演奏すること
7月27日(土)に開催されたワークショップ「みんなで音を楽しもう♪スマイル演奏会」では、子供たちはとても楽しそうに、そして一生懸命課題曲であるミッキーマウスマーチを練習していました。ハラミちゃんは「もっと笑顔で演奏すれば、より楽しそうな音が出て良くなるよ! 」とアドバイスし、子供たちは真剣さの中にもたくさんの笑顔を見せていました。演奏後の子供たちは「とても楽しかった、今度(9月のスペシャルトークセッションで)演奏する時も笑顔を意識したい」と話していました。
今回のスマイル演奏会では、23人の子供たちがグループに分かれて演奏練習をしました。楽譜は小さい子や初心者の子にもわかりやすいように工夫されていて、本番の演奏では短時間の練習とは思えないほどの完成度に驚きました。演奏会が終わった後は振り返りが行われ、それぞれのグループで次回の演奏会に向けての改善点を出し合っていました。
(森田琉愛・ 古村紗雪)
野口さんと一緒に宇宙を学ぶ! 自由な発想で膨らむ宇宙での暮らし
7月28日(日)に開催されたワークショップ「ペーパークラフトで学ぶ!宇宙へのはじめの一歩」では、宇宙やロケットの仕組みについて子供たちが学びました。ペーパークラフトでロケットを作る際には、工業高校に通う高校生が手伝いに入っていて、子供たちは苦戦しながらもロケットを完成させていました。ロケットを作り終わった後は野口さんへの質問コーナーがあり、半分以上の人が挙手をし、「宇宙では水をどう使っているのか」や「ロケットの打ち上げにいくら掛かるのか」など、とても良い質問がたくさん出ていました。
子供たちが作ったペーパークラフトのロケットは、ハートを描いたり、好きな色を塗ったり一人ひとり違うものになっていて、オリジナリティにあふれていました。子供たちは、野口さんが宇宙で体験したことを真剣に聞いたり、宇宙についてのクイズを楽しんだりしていました。グループワークでは、宇宙でやってみたいことについて自由な発想で楽しそうに考えながらみんなで話し合い、「宇宙に重力をコントロールできる家をつくる」「星に乗って惑星を移動する」等、積極的に意見を出していました。
(吉良豫風・栗田実唯)
子供たちが考えたことを池袋サンシャインシティで発表
9月16日(月・祝)に開催されたスペシャルトークセッションでは こどもスマイルムーブメントアンバサダーによるトークで今回の活動やこどもスマイルムーブメントに対しての思いを知ることができました。トークセッションの前後には体験ブースでワークショップが行われ、子供たちがペーパークラフトや楽器作りを楽しんでいる様子がうかがえました。
ハラミちゃんのワークショップに参加した子供たちは、サンシャインシティの噴水広場で多くのお客さんの前で演奏しました。子供たちは、「違う環境で演奏したので緊張したが、テンポや笑顔を意識した」と話していました。それに対し、ハラミちゃんは「大勢の前なのにリラックスしていて落ち着いていた、夏休みの間でとても成長している」とコメントしていました。子供たちもハラミちゃんも笑顔が印象的でとても楽しそうでした。
(古村紗雪・森田琉愛)
野口さんのワークショップに参加した子供たちは、ワークショップで自由な発想で話し合った宇宙での暮らしについて発表していました。宇宙での学校の運動会や重力を調整できる部屋など個性的なアイディアがたくさんあり、とても興味深いものでした。
トークセッション前後の体験ブースでは、たくさんの子供が参加していました。私も一緒にペーパークラフト作りに参加して、月を作りました。キレイに丸くする作業がとても難しかったですが、完成したときはすごく達成感があり、嬉しかったです。
(吉良豫風・栗田実唯)
子供たちが成長を実感したとき、子供たちは笑顔になる
7月にあったワークショップや9月のスペシャルトークセッションを通して、子供たちが次はどうしたらいいか、未来はどうなっているかを考え、発表していました。こうした機会があると達成感が得られると思います。私がペーパークラフトを完成させて、嬉しかったように、何かを達成できると子供が笑顔になると思いました。
(栗田実唯)
スペシャルトークセッションの取材は、イベントならではのスタッフやお客さんのあまりの多さにとても緊張しました。しかし、子供たちとハラミちゃんの素晴らしい演奏や、宇宙についての子供たちのユニークなアイデアなどを聞けたのでとても良い経験になりました。
(吉良豫風)
ハラミちゃんや野口聡一さんと子供たちのトークを聞きましたが、お二人とも子供たちの意見にとても真剣に耳をかたむけてくれていて、色々なアドバイスをしてくれていました。さらに、イベントに参加した子供たちも笑顔にあふれていて素敵だと思いました。その中でも、「子供のときにいろいろな事を体験して、いろいろな芽を育てて欲しい」という言葉が印象的でした。私も、今回の中学生リポーターのように、普段体験できないようなことに今後もチャレンジしていきたいと思います。
(古村紗雪)
7月のワークショップ、9月のスペシャルトークセッションを通して子供たちは笑顔が増え、成長できたのではないかと思います。このように笑顔が増えたのは、こどもスマイルムーブメントと参画してくださっているたくさんの企業・団体があってこそだと思いました。私自身もこのような取組にたくさんお世話になっているからだと思います。これからもたくさんの子供たちが成長しやすい社会を作ってほしいと思っています。
(森田琉愛)
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