子育て世代のお悩み相談
夫婦
タレント 杉浦太陽 さんの考え方
理想を押し付けず こどもと共に決めていく
―子育ての方針について、夫婦でどう話し合っていますか?
初めての子育ては、親として夢を描きがちになりますよね。我が家も、長女の時は「あれもこれもさせたいし、こんな風に育ってほしい」と、ついつい理想論だけで物事を考えていました。
でも、やっぱり自分たちの足元と、目の前のこども達のことをしっかり見て、親の理想だけを押し付けないことが大切です。
そう思えたのは、夫婦でこれまでに喧嘩をたくさんしたから。僕はこうしたい、私はこう思う、の言い合いをしていた先に「結局お互い、こどものためを思っているんだよね」と、ふと気がついたんです。
夫婦で話し合いながら、当事者であるこどもを交えて意見を聞きながら決めていく。それが、みんなが納得する答えに辿り着く、一番の近道なのかなと思っています。
―杉浦家の子育ての方針は何ですか?
我が家のモットーはズバリ、「好きなことをやらせてあげよう!」ですね。宿題や習い事など、毎日やらなければいけないことを済ませていれば、基本は何をしていても自由。
ルールでがんじがらめにせず、パパやママに素直に話して相談してくれるのなら、まずは「いいよ」と言って受け止めています。
―夫婦間で、家事や育児の役割分担やルール決めなどはしているのでしょうか。
夫婦でも細かなルールを設けてしまうと、できなかった時に「やってもらえなかった」と、すれ違いの原因になりますよね。ですから我が家は、動ける時に動くスタイルでお互いフォローしあっています。
あと、パパは「自分がやった感」を出さないのが大事ですよ(笑)。ママは家族のペースに合わせて日々当たり前に動いているのに、パパは自分のペースだけで家事や育児を進めて「やりました!」と言ってしまう。僕も、家族のペースに合わせて動かなきゃなと、結婚何年目かで気がつきました。
こどもとの遊びには自分なりのアレンジを
―こどもと楽しく仲良く遊ぶため、何か工夫をされていますか?
僕はまず、こどもが好きなことに全力で興味を持つようにしています。今、どんなアニメが流行っていて、人気のゲームは何なのか。常にアンテナを張りながら、「どうせ遊ぶなら一緒に楽しもう!」と思っています。
試行錯誤の反抗期 親も子離れの入り口に
―杉浦家のお子さんたちに、反抗期はありましたか。
もちろんです。子育てで一番苦手なことは何ですかと聞かれたら、迷わず反抗期と答えますね。
こどもは、成長の過程で親に深入りして欲しくなくなります。でも、僕たち親は以前と同じように「何があったの?」「今日どうだった?」と、ついつい聞いてしまうんですよね。
―反抗期のこどもには、どう接したらいいのでしょうか。
干渉しすぎず、でも目は離さないギリギリのところで、朝の挨拶だけ交わしてみるとか、日々試行錯誤でした。長女は最近になって「パパ、今日ね〜」なんて言って戻ってきてくれて、感動が芽生えています。でも、今度は長男が僕の話をスルーするようになってきて(苦笑)。
「反抗期は、彼らなりの人生を歩み始めている成長の証拠」と、親は割り切らないと。
こどもたちと普通の会話をすることが、どれだけ大切な時間だったんだろう、と感じるので、その面では親も成長させてもらってるし、本当に日々学ぶことばかりですね。
家族ぐるみで付き合い チーム育児を
―育児の話を共有できる、仲の良いパパ友はいますか?
パパ友作り、難しいですよね。僕は妻が仲良しのママ友の旦那さんと親しくさせてもらっています。そうすると、こども同士、ママ同士、パパ同士、みんなで仲良くできて、家族ぐるみの付き合いになる。
パパ同士って共通の話題も少ないですし、最初は少しぎこちなかった時期もありましたが、今はパパ友を超えて親友。同じ年齢の子の子育てをしている、かけがえのない仲間ですね。
信頼のおける友人が1人、2人いれば、パパ友は多くなくていい。みんなでチーム育児をしている感覚で、子育てがより楽しくなりました。
「こどもと過ごすかけがえのない時間 一緒に楽しまにゃいと!」
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相談窓口
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どんなお悩み相談を読む?
こどもとの関わり(11)
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答えてくれた人
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- 子離れと共に保護者も自立しよう
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答えてくれた人
尾木直樹さん
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- 転ばぬ先の杖より、こどもの「自己決定」を促す
- 過剰な要求にはこどもとの話し合いも必要
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答えてくれた人
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こどもの好き嫌いや食べムラに悩んでいます
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答えてくれた人
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- どうしたらスマホから距離を取れるか
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生活・仕事(8)
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答えてくれた人
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