令和6年度 企業・団体と区市町村による協働事業 イベントレポート
東京都は、「こどもスマイルムーブメント」の一環として、企業・団体と区市町村との協働による子供・子育て世代向けの取組を推進しています。
企業・団体と区市町村との協働を支援するとともに、取組の実施にあたっては、子供の目線に立った取組とするため、子供の声を聴きとり、反映に努めています。
本ページでは、過去に実施した取組のご紹介や、実績を基に作成した取組実施の動画を掲載しております。ぜひご覧ください。
2024年度実施をした子供向け体験型イベントのご紹介

株式会社和える
×
品川区

公益財団法人日本環境協会
×
八王子市

happy SOSOs
×
小平市

公益財団法人ハーモニィセンター
×
小平市

東京すくすく(東京新聞)
×
羽村市

一般社団法人日本金融教育支援機構
×
荒川区

株式会社アンフィニ
×
東大和市

一般社団法人El Sistema Connect
×
荒川区

東日本旅客鉄道株式会社
×
立川市
(開催日順)
問題発見力・非認知能力を育む、伝統工芸品を通じて地域の特色を表現するプログラム
【株式会社和える×品川区】
開催日時:2024年12月15日(日曜日) 13時~15時
開催場所:荏原文化センター 1階レクリエーションホール
イベントの様子
動画タイムテーブル
- 0:00 オープニング
- 0:54 事前のワークショップ
- 1:20 本番イベント
- 3:21 イベント後の感想
本事業参加の背景
- ⽇本の伝統を次世代につなぐ取組を実施してきたが、多くの⽅に届けられていないのが現状。質の⾼い教育をすべての子供たちに平等に届けるため、本取組を活⽤したい。(株式会社和える)
- 子供を主役とし、伝統文化とサステイナブルを掛け合わせたイベントを協力して実施することで、ともににぎわいの創出に貢献していきたい。(品川区)
協働の取組による成果
- 簾の端材を活用する、企業として新たなコンテンツが誕生した。(株式会社和える)
- 品川区の文化芸術の振興と伝統文化の継承という庁内横断の目標の対応にむけて、新しい事業のかたちが生まれた。(品川区)
取組実施を通しての感想
- 品川区内の事業者さんとのご縁が多く生まれ、次に繋がるような協働を多く創出することができた。(株式会社和える)
- 株式会社和えるとの協働により、事業を進めていくうえで、民間の視点やノウハウを学ぶことができた。(品川区)
環境問題への関心や脱炭素アクションに繋げる、身近な「食」から始めるプログラム
【公益財団法人日本環境協会×八王子市】
開催日時:2024年12月21日(土曜日) 14時~16時
開催場所:東京たま未来メッセ 第5会議室(東京都立多摩産業交流センター)
イベントの様子
動画タイムテーブル
- 0:00 オープニング
- 1:05 事前のワークショップ
- 2:10 本番イベント
- 3:38 イベント後の感想
本事業参加の背景
- 子供・保護者からのヒアリングを通して、「食を切り口に、より興味を持ちやすい、実行しやすいアクション」の意見を聴き取ることで、子供たちが取り組みやすい脱炭素プログラムへ展開したい。(公益財団法人日本環境協会)
- 専門知識を持つ民間の方と協働することで、子供たちにより深いメッセージが伝えられる。近場で採れた農産物を旬の時期に食べることが大切だということを子供たちに伝えたい。(八王子市)
協働の取組による成果
- 地域農業を支援しつつ持続可能な地域づくりに地域の親子・小学生が参画し、解決に導くモデル的な事例が実施できた。(公益財団法人日本環境協会)
- 企業・団体のノウハウや技術を活用することで、市単独で行う以上の効果を生むことができた。(八王子市)
取組実施を通しての感想
- 様々な主体が関わることで、お互いの得意な部分を持ち寄ることができ、より質の良いものが生み出せた。(公益財団法人日本環境協会)
- 子供たちが楽しみながら学び、地元の食材や環境問題に対する興味・関心が高まったことが直に確認できた。(八王子市)
発想力や自己効力感の向上に繋げ、地域への理解を深めるアート体験
【happy SOSOs×小平市】
開催日時:2025年1月12日(日曜日) ①10時~12時 ②14時~16時
開催場所:中央公民館2階講座室2
イベントの様子
動画タイムテーブル
- 0:00 オープニング
- 0:54 事前のワークショップ
- 2:36 本番イベント
- 3:53 イベント後の感想
本事業参加の背景
- 体験機会の提供により、グラスサンドアートだけでなく、小平市のことを深く知り、考える機会になる。今回の取組を通じてグラスサンドアートの認知度が上がり、笑顔になる子供が増えるとうれしい。(happySOSOs)
- 子供たちに意見を聞き、イベントをブラッシュアップするという取組はこれまで行ったことがない。今回このような新しい機会にも積極的にチャレンジし、小平市中央公民館を盛り上げていきたい。(小平市)
協働の取組による成果
- テーマを決めることで子供たちが自分の住む街に興味を持ち、そのイメージをグラスサンドアートに表現できるようにするためにはどのようなサポートが必要か、子供目線に立って考えることができた。(happySOSOs)
- 公民館だけでは生まれないアイデアや作品を作り上げることができ、実施できる企画に新たな可能性を生み出してくれた。(小平市)
取組実施を通しての感想
- 小平市を考えるという明確なテーマに沿った作品づくりや新しいアイディア(共同制作)が生まれた。(happySOSOs)
- 生の声を聴くことでより今のこどもたちのニーズに合った事業にすることができた。(小平市)
動物とのふれあいを通じて自己肯定感と社会性を育む、動物広場運営体験
【公益財団法人 ハーモニィセンター×小平市】
開催日時:2025年1月19日(日曜日) ①10時~12時 ②13時~15時 ③10時~15時(休憩時間12時~13時)
開催場所:小川町二丁目地域センター公園
イベントの様子
動画タイムテーブル
- 0:00 オープニング
- 1:09 事前のワークショップ
- 2:30 本番イベント
- 3:51 イベント後の感想
本事業参加の背景
- 動物広場の運営で、乗馬時の手助けなどの仕事に役割を持つことで、自己肯定感を育んでもらう。また、子供たちが少し年上の仲間と共に動物と過ごす楽しさや喜びを知る機会を提供する。(公益財団法人 ハーモニィセンター)
- 子供たちが命と触れ合う貴重な経験ができ、自分たちで考えた動物広場を通じて地域のみなさんと交流できることを期待。今後もより一層、地域全体で子供の健やかな成長を支えていきたい。(小平市)
協働の取組による成果
- 様々な媒体で今回のイベントを発信することで、ハーモニィセンターの活動をたくさんの方に知ってもらえる機会となった。(公益財団法人 ハーモニィセンター)
- 企業・団体の専門的な技能をお借りすることで、市単独では実施できないイベントを実現。子供たちに体験を通じて動物の命を慈しむ気持ちや、お客さんのために働く利他の心を感じる貴重な機会を創出できた。(小平市)
取組実施を通しての感想
- 子供扱いせずに、信じてやらせてみることが大事。想像を超えた結果を子供たちは出してくれる。今後の取組に参考にしたい。(公益財団法人 ハーモニィセンター)
- 自治体の独力ではできない魅力的な事業を実施し、子供たちに貴重な経験をさせることができるとともに、新たな分野に触れることで見識が広がり、今後の自治体における企画等に活用できると感じた。(小平市)
子供の自己肯定感や主体性を育む、親子のキャンプ体験
【東京すくすく(東京新聞)×羽村市】
開催日時:2025年1月25日(土曜日)11時~15時
開催場所:堰下レクリエーション広場
イベントの様子
動画タイムテーブル
- 0:00 オープニング
- 1:00 事前のワークショップ
- 2:03 本番イベント
- 3:40 イベント後の感想
本事業参加の背景
- キャンプ体験を通じて、乳児期から変化した子供と父親が、パートナーして信頼できるような関係に変化していくことをねらいとする。育業明けに着目することは新しい取組。子供にとっては予測不可能な社会を生き抜く力を育む、アクティブラーニングを体験できる。 (東京すくすく(東京新聞))
- 現在、「羽村市こども計画」の策定に取り組んでおり、子供を育てる中で大人も地域も一緒に育つという視点を大切にしてきたい。今回、親子一緒に行う取組ということで、子供だけでなく大人にも気づきがあったり、マインドの転換になるような機会になれば良い。( 羽村市)
協働の取組による成果
- 実施場所だけでなく、地元の資源を活用することができた。(東京すくすく(東京新聞))
- 行政だけの企画では取り入れていないような企業ならではの視点を事業に取り入れることができた。( 羽村市)
取組実施を通しての感想
- 育業後にフォーカスしてお父さんたちが話す場を作ることができれば、社会全体が変わることにつながると思う。自然体験をよりやっていきたい。(東京すくすく(東京新聞))
- イベントを体験している子供の率直な声を聴くことができた。その声は今後の事業実施に向け、貴重な意見となった。(羽村市)
金融リテラシーを高めながら、地域への理解を深める「まちの魅力発見」プログラム
【一般社団法人 日本金融教育支援機構×荒川区】
開催日時:2025年1月25日(土曜日)14時30分~16時30分
開催場所:ゆいの森あらかわ 2階会議室
イベントの様子
動画タイムテーブル
- 0:00 オープニング
- 1:03 事前のワークショップ
- 2:04 本番イベント
- 4:07 イベント後の感想
本事業参加の背景
- 金融経済教育には正解がなく、受講者のニーズに沿った実施が最も重要。事前に子供たちから意見を吸い上げるという取組を行ったことがなく、企画案のブラッシュアップ内容を今後に活かす観点で、大変意義がある。(一般社団法人日本金融教育支援機構)
- お金やビジネス、金融リテラシー等に強みを持つ日本金融教育支援機構と協働することで、荒川区の子供たちに、これまでゆいの森あらかわでは提供できていなかった分野の体験機会を提供することができる。(荒川区)
協働の取組による成果
- 地域や特産を題材にすることで子供の関心が高まり、金融教育だけでなく、地域を盛り上げるための一助にもなると感じた。(一般社団法人日本金融教育支援機構)
- これまでゆいの森あらかわでは実施していない金融教育の体験を荒川区の子供たちに提供することができた。(荒川区)
取組実施を通しての感想
- 自分たちにない地域の魅力をコンテンツに追加したことで、子供たちにより楽しんでいただけた。(一般社団法人日本金融教育支援機構)
- 協働する団体等の協力のもと、これまで実施していないテーマの体験をより専門性の高い団体等から実施自治体の子供たちに提供できることが最大の魅力。(荒川区)
子供の主体性とコミュニケーション力を育む、地域文化活動の体験プログラム
【株式会社アンフィニ×東大和市】
開催日時:2025年1月26日(日曜日)13時50分~15時15分
開催場所:東大和市 中央公民館(〒207-0015 東大和市中央3-926)
イベントの様子
動画タイムテーブル
- 0:00 オープニング
- 0:50 事前のワークショップ
- 1:57 本番イベント
- 3:25 イベント後の感想
本事業参加の背景
- 協働により、多くの子育て世代の親子に情報が行き渡り、安心して参加できる。地域文化活動の質向上に貢献し、様々な立場の人々を巻き込むことで規模感のある活動を実現。他者との関わりで子供の可能性を引き出し、自分に向いていること、好きなことを発見する機会となる。(株式会社アンフィニ)
- 東大和市だけでは実現が難しい子供への経験・成功体験の提供ができる。今回のイベントを通じて、子供たちがバイオリンなど楽器体験をはじめるきっかけになったり、楽しい思い出づくりになるとうれしい。(東大和市)
協働の取組による成果
- 地方自治体と民間企業は普段全く異なったスパンで仕事に取り組んでいるので、協働することで、多様な要求に対応出来る可能性が開けた。(株式会社アンフィニ)
- 東大和市だけでは提供できない体験を市内外の方に向け提供することができた。(東大和市)
取組実施を通しての感想
- 楽しむポイントと楽しめないポイントを子供目線で知ることができた。それを自治体へ伝える橋渡し役となり、より良いイベント開催へ繋げていきたい。(株式会社アンフィニ)
- 子供たちの声は、大人では気づかない視点を持っていることがあり、とても面白かった。(東大和市)
想像力を養い、相互理解を深める、「声の歌」と「手歌」のパフォーマンス体験
【一般社団法人 El Sistema Connect×荒川区】
開催日時:2025年2月8日(土曜日)15時~16時40分
開催場所:ゆいの森あらかわ ゆいの森ホール (東京都荒川区荒川二丁目50番1号)
イベントの様子
動画タイムテーブル
- 0:00 オープニング
- 1:07 事前のワークショップ
- 1:58 本番イベント
- 3:42 イベント後の感想
本事業参加の背景
- ⾃治体との協働により、様々な子供や家庭にリーチしやすい。元々社会課題解決型の⾳楽教育プログラムであるため、それぞれの地域の課題を聞き取り、「分断」や「壁」を壊していくアプローチができる。(一般社団法人 El Sistema Connect)
- 荒川区の子供たちに、これまでゆいの森あらかわでは提供できていなかった分野である障がい等に関わらず誰でも参加ができ、音楽の楽しさを体験する機会を提供することができる。(荒川区)
協働の取組による成果
- これまでリーチできていなかった荒川区の子供たちに活動を届けることができた。(一般社団法人 El Sistema Connect)
- これまで実施していないホワイトハンドコーラスの体験を荒川区の子供たちに提供することができた。(荒川区)
取組実施を通しての感想
- 子供が笑顔になるためには大人が楽しめることを考えることも大事だと思った。親を見て子供も笑顔になるため、参加者全員が笑顔になれる取組をしたい。(一般社団法人 El Sistema Connect)
- ホワイトハンドコーラスの体験を通じて、障がいの有無にかかわらず、誰でも楽しく音楽を体験することや参加した子供たちの笑顔をたくさん作り出すことできた。(荒川区)
「食」や地域の「特産品」を学び、柔軟な発想力を育てるペーパー駅弁づくり
【東日本旅客鉄道株式会社×立川市】
開催日時:2025年2月16日(日曜日)10時~11時30分
開催場所:立川市子ども未来センター 2階 会議室201・202
イベントの様子
動画タイムテーブル
- 0:00 オープニング
- 1:04 事前のワークショップ
- 1:42 本番イベント
- 3:57 イベント後の感想
本事業参加の背景
- これまでは駅を中心としたお客様との接点に留まりがちだったが、区市町村と協力することで広く展開できる。駅弁は地域の特色を出したお弁当だが、近いからこそあまり意識することのない都内の特産品を学ぶ機会を提供し、地域や食への関心を高めたい。(東日本旅客鉄道株式会社)
- 駅前のビル街からはなかなか想像できないが、立川市では農業が盛んであり、食育や地産地消を体感できる場が東京都内にもあるということを知ってほしい。(立川市)
協働の取組による成果
- 地域の魅力を新たに知る機会となり、自社だけではできない地域に根差した特色のあるコンテンツを新たに作ることができた。(東日本旅客鉄道株式会社)
- 都会の子供だからこそ、農業に実際に触れることが難しい。おかずペーパーによってレアな体験を提供できたと思う。(立川市)
取組実施を通しての感想
- 自社だけでは気づけないような地域の魅力を発見する機会となった。(東日本旅客鉄道株式会社)
- 自治体単独ではできない企画内容に取り組むことができ、行政分野以外の広報媒体での募集など、波及効果からその必要性をより感じた。(立川市)