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東京都

  • 子供の成長応援

掲載日:2024年3月29日

一般社団法人こども・笑顔創出プロジェクト

子供たちに少しでも笑顔になってもらいたい! おもちゃ業界ならではの支援活動とは

地震や津波・洪水等に被災した子供たち等におもちゃを贈る『ホリデイ・トイズ・プロジェクト』を行っている、一般社団法人こども・笑顔創出プロジェクト。子供たちの笑顔を創るため、2011年から毎年、クリスマスプレゼントとしておもちゃを贈り続けてきました。 この取組について、専務理事の弓野淳一さんとサブリーダー勝倉晴香さんにお話しを伺いました。

一般社団法人こども・笑顔創出プロジェクト 専務理事 弓野淳一さん(左)、サブリーダー勝倉晴香さん

参画を機に関わる人数も増え、さらなる活性化へ

―こどもスマイルムーブメントに参画されたきっかけを教えてください。

一般社団法人こども・笑顔創出プロジェクト 専務理事 弓野淳一さん(以下、弓野):元々、玩具業界の外郭団体である『一般社団法人日本玩具協会』の中に、「業界活性化プロジェクト」という取組があり、私もそのメンバーとしておもちゃの力で子供たちを元気にするための活動を行っていました。その関係者の方の紹介でこどもスマイルムーブメントを知り、素晴らしい取組だと共感して、参画させていただく運びとなりました。

―参画されてから、何か変化はありましたか?

弓野:私たちは、株式会社トイカードや日本玩具協会と連携して事業を行っているのですが、参画をきっかけに日本玩具協会に所属する企業・団体からの注目度が上がりました。事業に関わる人数も増えてチームが活性化され、メンバーのモチベーションも上がっています。

―こどもスマイルムーブメントに期待していることを教えてください。

弓野:私たちは普段おもちゃ業界の中で事業を行っておりますが、こどもスマイルムーブメントを通して、同じ想いを持つ他業界の企業・団体ともっと繋がりを持ち、盛んに情報を共有したり、協業したりできるといいなと期待しています。

クリスマスにおもちゃを贈ることで子供たちの笑顔や幸せを創る

―現在実施している、子供たちに向けた取組について教えてください。

弓野:地震や津波・洪水等の自然災害で被災した子供たちや児童養護施設に入所している子供たちなどに、おもちゃやこども商品券を贈る『ホリデイ・トイズ・プロジェクト』を行っています。東日本大震災を始め、熊本地震、糸魚川市大規模火災、能登半島地震、千葉県・福島県の台風などの被災地や、東京都の児童養護施設など、毎年様々な地域の子供たちに支援を行っています。昨年はウクライナの子供たちにも日本のおもちゃを贈ることができました。

―この取組を始めたきっかけを教えてください。

弓野:2011年、東日本大震災の被災地の子供たちに少しでも笑顔になってもらいたいと思い、クリスマスに日本玩具協会からおもちゃを贈ったことが活動の始まりです。この時は日本玩具協会の会員企業様に声を掛けていただき、10トントラック5台分のおもちゃを集めて届けることができました。

その後、2013年から正式に『ホリデイ・トイズ・プロジェクト』の名称で活動を始め、ご賛同いただいた企業・団体様や個人様の寄付によるご協力をいただき、毎年クリスマスにプレゼントを贈り続けています。この活動は玩具業界ならではの意義ある支援活動となりました。2016年には一般社団法人こども・笑顔創出プロジェクトを設立して、さらに活動を広め、支援の輪を拡大できるよう尽力しています。

―おもちゃを受け取った子供たちからはどんな反応がありますか?

弓野:幼稚園や保育園、学校に直接プレゼントに行くと、子供たちが大きな声をあげて笑顔で喜んでいる姿を見ることができ、私たちの方が元気をもらいます。また、子供たちや親御さんから感謝のお手紙やご連絡をいただくこともあります。

―特に印象に残っているエピソードがあれば教えてください。

一般社団法人こども・笑顔創出プロジェクトサブリーダー勝倉晴香さん(以下、勝倉):東日本大震災で被災されたお子さんを持つ母親の方からいただいたお礼のお手紙では、「震災によっていろいろな物を失い、子供には物理的にも精神的にも辛い思いをさせてしまっていた。その中でもどうにか他の子供たちと同じような生活をさせてあげたいと考えていた時にこども商品券が届き、この券でクリスマスに何を買おうかと笑顔で話し合えたことが、本当に幸せで、涙が出るほど嬉しかった」ということが書かれていました。これを読み、おもちゃの力を再認識すると共に、少しでも笑顔や幸せを届けられたことを本当に嬉しく感じました。

―突然の被災で先が見えない生活の中、このプレゼントで笑顔と幸せを届けたのですね。

勝倉:はい、それを目指して活動していますので、こういった感想はとても励みになります。また、寄付をしていただいた方からご連絡いただいたこともあります。娘さんを持つ母親の方から、「娘にクリスマスプレゼントは何が欲しいか尋ねると、『私はいらないから、支援が必要な子供たちに私の分のプレゼントをあげたい』と答えたので、娘の分として寄付したい」というものでした。これにはメンバー一同とても感動し、嬉しく思いました。寄付していただいた方には『おもちゃの国のサンタ証明書』を発行していますので、そちらを娘さんにお渡しいただきました。

―心が温まる、素敵なエピソードですね! 被災地以外の、児童養護施設の方からはどのような声がありますか?

勝倉:施設で働く方が、「心を閉ざしていてあまりコミュニケーションがとれなかった子供が、おもちゃで一緒に遊ぶうちに、だんだんと職員や友達に心を開いてくれるようになった」と教えてくださったことがありました。このお話を聞いて、おもちゃには子供の心を動かすパワーがあると改めて感じました。

おもちゃの力で、子供たちが笑顔になれる社会へ

―今後の展望を教えてください。

弓野:現在、おもちゃを贈る対象地域や施設については、自治体やボランティア団体の方からのご紹介などで繋がっているのですが、まだまだ活動の知名度が低いため、必要な支援先に十分に届いていないと感じています。今後は活動の知名度を高めて、より多くの子供たちにおもちゃを届け、もっともっと多くの子供たちを笑顔にしたいです。

―他企業・団体とのコラボレーションのご意向がありましたら教えてください。

弓野:『ホリデイ・トイズ・プロジェクト』では、子供たちが欲しいものを自由に選べるよう、こども商品券をプレゼントする場合が多いため、子供たちに喜んでもらえる商品やサービスを扱っている企業・団体様には、ぜひこども商品券の加盟店になっていただけたら嬉しいです。

これに限らず、ぜひ一緒に力を合わせて活動しませんか?何か協力できそうなことがありましたら、お気軽にご連絡ください。

―最後に、子供たちへのメッセージをお願いいたします。

弓野:自然災害を始め、辛い状況になってしまうこともあると思いますが、どんな状況でも、子供たちが我慢しないで、自然と笑顔になれる社会になっていって欲しいです。そのために、私たちが少しでも力になれたら嬉しいです。

―ありがとうございました!

記事の内容は掲載時点の情報に基づいております。

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