「令和6年度 こどもスマイルムーブメント大賞」受賞企業・団体決定!
こどもスマイルムーブメント大賞とは
「こどもスマイルムーブメント」の一環として、子供の笑顔を育む先進的な取組を行っている企業・団体を表彰し、その功績を広く周知することで、社会全体で子供を大切にする気運の醸成を図ることを目的としています。
本年度は「子供部門」と「子育て世代部門」の2つの部門を設け、こども都庁モニター(小中高生や未就学児の保護者等)の投票により、各部門の最優秀賞、優秀賞を決定しています。
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「令和6年度 こどもスマイルムーブメント大賞」 受賞企業・団体
子供部門
特定非営利活動法人キッズフリマ
子供たちによるフリーマーケット「キッズフリマ」
取組概要
本物のお金を使う売り買いを通して、金融リテラシー・リユース意識・コミュニケーション能力の向上を目的とした
体験型教育イベント
表彰理由
- 物の売り買いを通じ、お金の使い方やリユース意識など、楽しみながら多様な学びにつながる活動である点
- 2006年からの開催実績が都内280回を超えるなど、多くの子供たちの体験機会の創出に貢献している点
株式会社シンク
スポーツで災害に強くなるプログラム 「防災スポーツ」
取組概要
スポーツの要素を取り入れ、災害前後に必要な行動と知識を楽しみながら習得
表彰理由
- 「知識の習得」に留まりがちな防災教育を、楽しみながら自然と体で覚える先進的な取組である点
- 地域や教育機関など様々なステークホルダーとの幅広い連携により、社会課題の解決に寄与している点
一般社団法人 育児総合研究協会
オンラインキャリア教育プログラム「tobiraドリームプロジェクト」
取組概要
200を超える職業の中から、子供たちが自由に選択できるオンラインキャリア授業を無償で提供
(例:サッカー選手、獣医、イラストレーターなど)
表彰理由
- 約70社の企業の協力による200を越える職業のプロフェッショナルから直接学べる点
- 全ての学校に無償提供しており、島しょ部など体験機会が限られる地域にも積極的に展開している点
子育て世代部門
株式会社GOOD PLACE
育業取得者と同僚社員の両者を支える子育て休業応援手当制度
取組概要
大手企業に先駆けて2022年から、育業をする社員の業務引継者に手当を支給(10万円/月を業務引継者で分割)
表彰理由
- 育業をする本人と支える同僚の双方に焦点を当てた斬新なアプローチである点
- 育業をする・しないではなく、いつから育業するか、と話せる企業風土が醸成されている点
一般社団法人ANDMAMACO
働きたい子育て女性や孤立しがちな子育て女性への応援プロジェクト
取組概要
子育て女性が働きやすい社会に向け、妊娠期から出産後の育児期までの悩み相談や起業・就職支援を展開
表彰理由
- 子育て女性が働きやすい職場の紹介や起業支援など子育てがしやすい環境づくりに寄与している点
- 産後うつなどになりがちな子育て期の孤独や不安解消に繋げる子育て世代を支える取組である点
BABY JOB株式会社
保育施設向けおむつのサブスク「手ぶら登園」
取組概要
保護者・保育士の負担軽減を目指し、保育施設に直送される紙おむつやおしりふきを月額定額で利用できる使い放題サービスを提供
表彰理由
- 日々のおむつ管理の手間が軽減され、保護者・保育士双方に対するメリットが大きい点
- おむつを保育施設に直納する仕組みにより、子育て世代の経済的な負担も軽減している点
イベントレポート
「令和6年度 こどもスマイルムーブメント大賞」表彰式を開催 - 最優秀賞に輝いたのは?
子供の笑顔を育む先進的な取組を行っている企業・団体6者へ、小池百合子都知事とアンバサダーの伊集院 光さん、谷 真海さんから表彰状を贈るとともに祝辞をいただきました。
東京都では「チルドレンファースト」の社会の実現に向けて、子供を大切にする気運を高めるため、官民が一体となって子供の笑顔につながるアクションを展開する「こどもスマイルムーブメント」を推進しています。そして「こどもスマイルムーブメント大賞」では、子供の笑顔を育む先進的な取組を行っている企業・団体を表彰。その功績を広く周知することで、社会全体で子供を大切にする気運の醸成を図ることを目指しています。
そうした「令和6年度 こどもスマイルムーブメント大賞」の表彰式が、東京都庁 第一本庁舎で11月27日に開催されました。表彰式には小池百合子都知事に加え、こどもスマイルムーブメントアンバサダーとしてタレントの伊集院 光さん、パラアスリートの谷 真海さんにも出席いただきました。
本年度は「子供部門」と「子育て世代部門」の2つの部門が設けられ、こども都庁モニター(小中高生や未就学児の保護者など)の投票により、各部門の最優秀賞、優秀賞が決定しました。「子供部門」で最優秀賞に選ばれたのは、子供たちによるフリーマーケット「キッズフリマ」(特定非営利活動法人キッズフリマ)。また「子育て世代部門」で最優秀賞に選ばれたのは、育業取得者と同僚社員の両者を支える子育て休業応援手当制度(株式会社GOOD PLACE)となりました。
小池 都知事、こどもスマイルムーブメントアンバサダー 伊集院 光さん、谷 真海さん祝辞
アンバサダー 谷 真海さん(要旨)
私も9歳と2歳の男の子の母親です。育児、家事に加えてアスリートとしてのトレーニングもこなしながら、仕事をし、ときには海外遠征にも行きます。
余裕のない毎日ではありますが、東京都の子育て支援はとても充実していますし、いくつかの民間サービスにも助けられています。実はBABY JOBさんの、紙おむつやおしりふきを月額定額で利用できるおむつのサブスクサービスは、次男の保育園でも導入しているんです。東京が子育てしやすい街になっていることを、子育て世代としても心強く思っています。
アンバサダー 伊集院 光さん(要旨)
私たち夫婦には子供がおりませんので、こどもスマイルムーブメントのアンバサダーを務めるにあたって、私にはどんなことができるのかずっと考えていました。
友だちや同世代は、父親・母親になることで”子供”を終えて、親として一生懸命に責任を果たしているけれど、ボクにはそれがないんです。
よく妻にも言われるのは、あなたは57歳児だ、まだ子供なんだ、ということです。だったら、子供の目線で新しい取組を見ていこう――。そんなことを思った1年間でした。
今回、各企業・団体の取組には、子供が自ら参加したくなるような、面白いプロジェクトがたくさんありました。『こういう取組が昔からあれば、この57歳児も、もう少し素直な大人になれたのに……』と思いました。皆さんの取組には、本当に頭が下がります。プロジェクトに取り組まれたすべての皆さんに、御礼と感謝を申し上げます。
小池都知事(要旨)
受賞された皆様方、本当におめでとうございます。これからもさらに磨きをかけて、子供たちの、スマイルを、そして社会全体のスマイルを引き出していただきたいと思います。
子供部門では、子供のフリマ体験、スポーツによる防災体験、オンラインでのキャリア教育プログラムが受賞されました。楽しみながら学べるという、工夫が詰まった、そんな取組だと思います。
子育て世代部門では育業支援制度から子育て家庭の悩み相談そして、負担軽減までいずれも当事者目線で生み出された先進的な取組でした。
こどもスマイルムーブメントは、今年で3年目となりました。すでに1,900もの企業・団体にご協力いただいております。子供たちが素晴らしい体験を通じて夢を膨らませながら健やかに育っていく、そして子育て世代の皆さまには安心して子供を育てられる、そんな東京にしていきます。子供を大切にする、子育てが楽しい、チルドレンファーストの東京をこれからもよろしくお願いいたします。