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東京都

こどもスマイルムーブメントアンバサダー
ソニー元CEO 平井一夫さんによる特別授業を実施

東京都では、「チルドレンファースト」の社会の実現に向けて、子供を大切にする気運を一層高めるため、企業・NPO・学校・区市町村など幅広い主体と連携しながら、官民が一体となって、子供の笑顔につながる様々なアクションを展開する「こどもスマイルムーブメント」を推進しています。

12月13日、この取組の一環として、「こどもスマイルムーブメント」アンバサダーであるソニー元CEO/一般社団法人プロジェクト希望 代表理事の平井一夫さんによる特別授業が、東京都板橋区にある帝京中学校・高等学校にて行われました。テーマは「グローバルリーダーに求められる力」。幼少期からソニー時代まで、世界を舞台に活躍してきた平井さんならではの視点で、生徒にメッセージを伝えました。

ソニー元CEO平井一夫さんと、数人の生徒がポーズをとっている写真

講演に先立ち、平井さんとともに本ムーブメントのアンバサダーを務める俳優の村山輝星(きらり)さんから、ビデオメッセージが届きました。

輝星さんは、現在中学3年生。学校での勉強と俳優業を両立する中で、多くの人と関わる機会を持つものの、「自分の考えを言葉にして伝える力が大切だと実感しつつも、うまく伝えられず落ち込むこともある」と胸の内を明かしました。そんな悩みや壁にぶつかることはあっても、新しいことに挑戦することが大きな力になると力強く語り、「私も挑戦の途中です。一緒に頑張りましょう!」と、同年代の仲間に向けてエールを送りました。

村山輝星(きらり)さんが生徒たちへ、ビデオメッセージでエールを送る様子

続いて、平井さんが登壇しました。ソニーグループをけん引し、国際的なビジネスの場で多くのリーダーと出会ってきた平井さんは、グローバルリーダーを「企業の代表として海外で仕事をする人だけでなく、会計士や弁護士、医師などの資格を取得して活躍する人、世界基準で活躍する人たちだ」と定義。そのうえで、求められることとして「英語や専門知識・技術ももちろん大切だが、それ以上に人間力が重要」と語りました。その人間力を構成する要素として、他人に流されず、ゴールを定めて目標に向かう「自分軸」を持つことの重要性を強調しました。
さらに、「EQ(心の知能指数)とEI(感情的知性)」を持ち、「この人のためなら頑張れる」と思われるような人間として尊敬されるリーダーであることが必要だと説きました。また、国籍、人種、性別など、さまざまなバックグラウンドを持つ人々と働く機会が多いグローバルな場においては、多様性の尊重もカギだと強調。議論することは大切ですが、たとえ違う意見が出ても論破するのではなく、考えが違うことを受け入れる「"Agree to Disagree"(意見の相違に同意する)」の姿勢が大切と語り、違いを認め、尊重し合うことは、組織がより強くなることにつながると述べました。

ソニー元CEO平井一夫さんのお話を聞く生徒たちの様子
ソニー元CEO平井一夫さんが話をする様子

講演のラストには、まだ限りない可能性を秘めた年代である中学生・高校生に向け、平井さんは「どうか、時間という最高の資産を有効活用してください」と熱意を持って訴えました。「目的もなく、なんとなく毎日を過ごすのはもったいない。失敗しても軌道修正できる。何がしたいのか、どこに向かいたいのかを考え、行動・体験していくことも、グローバルリーダーへの第一歩です」と締めくくりました。

ソニー元CEO平井一夫さんと、特別授業に参加した生徒たちの集合写真
最後は参加した生徒たちと記念撮影