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東京都

中学生リポーター取材記事

  • 子供にやさしいまち・商品・サービスづくり

掲載日:2024年11月27日

イオンリテール株式会社

子供たちの未来のために、環境問題を身近なところから考えるきっかけを

「イオン」や「イオンスタイル」などの総合スーパーを運営しながら、環境保護や地域社会への貢献を続けるイオンリテール株式会社。子供向けにも各店舗で「イオン チアーズクラブ」という体験学習の機会を提供する活動をしています。今回、中学生リポーターの伊東悠希さん、矢尾板寧々さんが、目黒区にある「イオンスタイル碑文谷」を訪れ、「イオン チアーズクラブ」の活動や店舗での環境への取組について取材をしました。

※以下、文章は中学生リポーターが執筆しています。

イオンリテール株式会社の環境への取組って? 実際に店舗を訪れて見学!

私たちは、こどもスマイルムーブメントに参画しているイオンリテール株式会社が取り組んでいる「イオン チアーズクラブ」について知るために、イオンスタイル碑文谷に取材しに行きました。

【中学生リポーターの伊東悠希さん(左)、矢尾板寧々さん(右)】

イオンスタイル碑文谷は、地上7階建て。食品から衣料品、レストランなどが揃い、多くの人でにぎわっています。私たちは各フロアを巡り、売り場や商品ごとにどのように環境問題に取り組んでいるかを教えてもらいました。

鮮魚売り場では、水産物の取りすぎを防ぐためにMSC・ASCなどの認証(漁業・養殖水産物に関する認証マーク)を得た商品を販売するなど、水産資源を守る取組を行っていました。

【食品売り場で認証マークの説明を聞き入る様子】

衣料品売り場では、資源回収ボックスというものが設置されていました。イオンスタイル碑文谷がある目黒区では、衣類は燃えるごみとして処理されていました。ごみの削減のため、目黒区と店舗が協力して衣料を資源ごみとして回収・処理する実験をしたそうです。この1店舗だけで、 1か月に4トンもの服が集まったと聞いて、驚きました。

実際に売り場やバックヤードを見学して、店舗では、商品を販売するだけでなく、環境保全や資源を循環する取組が行われていることを知りました。鮮魚売り場では持続可能な水産資源の利用に参加できたり、衣料品売り場ではリユース・リサイクルができたり、消費者である私たちも様々な形で環境問題に貢献できることが分かりました。私もこれからは商品を購入する際に、地球環境に配慮されたものを選ぼうと思いました。

(文・矢尾板 寧々)

「こどもスマイルムーブメント」と「イオン チアーズクラブ」 、子供と地域に寄り添うために

店舗見学のあとは、「イオン チアーズクラブ」についてイオンリテールの方々にお話を伺いました。

――まず、こどもスマイルムーブメントに参画したきっかけを教えてください。

イオンリテール株式会社 横山さん(以下、横山):私たちイオンリテール株式会社は、環境省の「こどもエコクラブ」の協力団体として1996年から「イオンチアーズクラブ」(旧:ジャスコこどもエコクラブ)の取組を始めました。その後、より地域の子供たちに寄り添った活動をするために、2022年6月に東京都と「子供を守る事業者連携事業に関する覚書」を締結しました。それを受け、2022年12月に「こどもスマイルムーブメント」に参画しました。

【イオンリテールの取組についてインタビュー】

――「イオン チアーズクラブ」の具体的な活動内容や活動目的はなんですか?

横山:イオン チアーズクラブとは、イオンの店舗を拠点として小学校一年生から中学校三年生までの子供たちが、一年間のテーマを決め、環境や社会に関する様々な活動をするクラブです。地域の子供たちがつながる場をつくり、子供たちが環境に興味を持ち、考える力が育って、集団行動を通じて社会的なルールやマナーを学ぶことを趣旨としています。

――「イオン チアーズクラブ」に参加している子供や保護者からの感想や反応はいかがですか?

横山:参加している子供たちからは「自分たちだけで行動することが楽しい」と好意的な意見を多くいただいています。上の子が小さい子や新しく入ってきた子に教えてあげたり、声をかけたり、自然と絆を育んでいますね。保護者からは「家庭や学校ではできない体験がある」や「子供が急にしっかりするようになって驚いた」といった嬉しい驚きの声もいただいています。

――こどもスマイルムーブメントに期待していることや、将来に向けて考えていることがあれば教えてください。

横山:イオンリテールとしては、今後も「イオン チアーズクラブ」を通して各地域のお客さまの声を大切にしながら、地球や環境を守ることを知ってもらうことで、子供たちが明るい未来を目指せるように活動していきたいです。今回のような直接子供たちと触れ合う機会を多くつくって、子供たち同士も大人も、いろいろな子供と出会うことでムーブメントが促進されるといいなと思っています。

【衣料品売り場にある回収ボックス】

――最後に記事を読む人たちへメッセージをお願いします。

横山:今後も、地域のお客さま・子供たちに寄り添った活動を続けていきたいと思います。何気なく並んでいる商品やパッケージから、環境や地球のためのいろいろな取組が読み取れるので、様々な視点で商品や店舗に注目してほしいと思います。

――ありがとうございました!

(文・松本 響)

環境と子供たちの未来を守り続ける、イオンリテール株式会社

今回イオンリテール株式会社へ取材に行き、イオン チアーズクラブの活動や、店舗での環境に対する取組を知ることができました。一番驚いたのは「AIカカク」という技術で、商品の売り上げから割引額を計算し、効率的に販売することで食品ロスの削減に繋がるそうです。他にも商品に付いているMSCラベルやASCラベル、店舗に置かれている衣料品の回収ボックスなどの説明を聞き、自然環境を守りつつ、消費者のニーズに寄り添うことを目的としていることがわかり、イオンリテール株式会社の強い想いが伝わってきました。

【売り場だけでなくバックヤードでの取組も取材】

また、イオン チアーズクラブの活動は、学校では味わうことができない貴重な体験を通して少しでも環境に対する興味・関心を持って欲しいという、子供たちへの期待が詰まったもので、「こどもスマイルムーブメント」に繋がるとても良い取組だと感じました。

今回中学生リポーターとして取材を行い、イオンリテール株式会社が「環境」という面から子供たちの未来を考え、お客様のニーズに応えていることがよく分かりました。イオン チアーズクラブの活動は、地域に寄り添いながら環境に対して興味を持ってもらうことで子供たちの笑顔につながっていく大切な取組だということを知り、多くの人に広めたいと思いました。これからも様々な活動を通して「こどもスマイルムーブメント」をリードしていって欲しいです。

(文・伊東 悠希)

記事の内容は掲載時点の情報に基づいております。

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