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東京都

中学生リポーター取材記事

  • 子供の成長応援

掲載日:2024年11月27日

目白大学 人間学部 子ども学科

子供たちが主体的に考えて楽しめる体験を学生たちが考案!

子供の成長や発達、保育に関することなどを幅広く学べる目白大学 人間学部 子ども学科。この学科では、座学だけではなく、学生たちが主体となって地域の子供たちに向けてさまざまなイベントを開催しています。

今回、中学生リポーターの栗田実唯さん、松田航樹さんが新宿区にある目白大学を訪れ、人間学部 子ども学科が主催する「目白大学で自由研究ができちゃう!!」に参加し、2つの体験と、子供向けの取組について取材をしました。

※以下、文章は中学生リポーターが執筆しています。

自分だけのハンカチやトートバッグを作るアート体験

私たちが体験したのは、ハンカチアートとシルクスクリーンでのトートバッグ作りです。

【中学生リポーターの栗田 実唯さん(左)、松田 航樹さん(右)】

ハンカチアートを始めるにあたってまず、染めるために絵の具を数種類から2種類選びました。そして、ハンカチを染めるために、ハンカチをくしゃくしゃにして好きなところを輪ゴムで数か所縛りました。その縛ったハンカチに選んだ絵の具の2種類を好きなように垂らし、くしゃくしゃにしていたハンカチを広げて乾かしたら完成です。

【世界に一つの自分だけのハンカチづくり】

シルクスクリーンでのトートバッグ作りでは、まずトートバッグに刷るイラストの型と、インクの色を選びました。イラストの型は猫やキノコなどがあり、色は黒や青など12種類もありました。型と色が決まったら、シルクスクリーン用の版にトートバッグを挟み、その上にイラストの型を置いてインクを垂らします。インクを伸ばすようにヘラで強くこすり、トートバッグに刷ると完成です。

【協力しながらシルクスクリーン体験】

自分だけのオリジナルハンカチを作った子供たちが、とても笑顔になっていたのが印象的でした。

(文・栗田 実唯)

子供たちの「やりたい」を尊重した体験を大学生が企画

体験のあとは、目白大学 人間学部 子ども学科の髙橋弥生教授と大学生の方に子供向けに行っている取組についてインタビューをしました。

――こどもスマイルムーブメントに参画したきっかけを教えてください。

髙橋教授(以下、髙橋):こどもスマイルムーブメントのキックオフイベントを見ていて、参画しようと決めました。参画するにあたっては、子ども学科の他の教授たちにも相談しました。

――目白大学 人間学部 子ども学科はどのようなことが学べますか?

大学生:保育に関することを色々と学ぶことができます。障害のある子や虐待を受けてしまった子などについても理解を深めています。実践的なことだと、おむつの変え方や災害が起きたときにどうやって子供たちと避難するかについてなども学ぶことができます。

――本日体験させていただいた取組について教えてください。

大学生:私たち学生だけで一から企画をして取り組みました。普段使っているものなどを別の視点で見てもらいたいという想いがあったので、野菜や絵の具のいつもとは違う使い方を体験できる内容になっています。野菜に関心を持ってもらうためにクイズを用意したり、普段なら捨ててしまうような傷んだ野菜を再活用したりなど工夫しました。絵の具については、筆で塗るだけじゃないことを知ってもらうために、絵の具をかけたり、シルクスクリーンを使ったりといつもと違う体験をしてもらいました。

【子ども学科の取組に関心を寄せる中学生リポーター】

――このような取組をするときに意識していることはありますか?

大学生:どの体験でも子供たちが主体的になるように意識していました。「自分で選ぶ」ということを体験してもらいたかったので、「こっちの色がいい」「あの柄がいい」と言うことを尊重して、私たちがサポートをすることを徹底していました。

――こどもスマイルムーブメントが「こうなったらいいな」など期待していることを教えてください。

髙橋:こどもスマイルムーブメントは東京都と色々な企業が協力している面白い取組ですが、まだまだ知らない人が多いと思いますので、もっと広まって欲しいです。目白大学以外にも子供たちが色々な体験ができる機会や企業がどんな取組をしているかをどんどん紹介してほしいなと思います。

――最後に、記事を読む人たちへメッセージをお願いいたします。

髙橋:目白大学には子供たちに提供できるものがまだまだあります。これからも色々な体験ができる企画をするので、ぜひ遊びに来てくださいね!

――ありがとうございました!

子供たちのことを学び、子供たちに体験の場を提供

2つの体験とインタビューを通して、子供への強い想いが感じられました。 ハンカチアートを体験してみて、自分で好きな色の絵の具を選ぶことでいろいろな組み合わせがあったり、輪ゴムの縛り方や絵の具の垂らす量によって多種多様の作品が作れたりするので、とても楽しかったです。また、子供自身で絵の具の色の組み合わせを決めることができたので、参加した子供たちもとても楽しそうに体験していました。

シルクスクリーンでのトートバッグ作りでは、トートバッグに刷るイラストとインクの色をたくさんの候補の中から選べるので、私たちはもちろん一緒に体験した子供たちも楽しそうにしていました。トートバッグに刷る作業も自分たちで行うので、達成感が感じられると思います。作ったオリジナルトートバッグは学校で使うのが楽しみです。

【目白大学人間学部子ども学科の藪下愛美さん(左)、髙橋弥生先生(中央)、戸塚真弓さん(右)】

髙橋先生と学生さんとのインタビューを通して、子供のことをとても想っていることが伝わりました。子ども学科では保育に関することをいろいろ学ぶことができ、さらに子供たちが主体となって楽しみながら学べるイベントを開催していることに驚きました。子供の笑顔に繋がるとても素晴らしい取組だと思ったので、もっと広まってほしいと思います。

(文・松田 航樹さん)

記事の内容は掲載時点の情報に基づいております。

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