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東京都

参画企業・団体交流会「MEET UP!~子供たちの遊び・体験創出編~」

交流会は、グループ交流など自由な会話を通して、参画企業・団体の皆様同士が繋がり、情報交換やコラボレーションするきっかけをご提供するイベントです。
今年度2回目の交流会は「子供たちの遊び・体験創出」をテーマに開催し、33社43名の方にご参加いただきました!

ページタイトルが書かれたキービジュアル

実施概要

当日の様子

第1部

こどもスマイルムーブメントアンバサダー 平井一夫さん(ソニー元CEO/一般社団法人プロジェクト希望 代表理事)に、子供たちの成長に欠かせない「感動体験」の重要性や社会全体で公平に体験機会を提供する必要性についてお話いただきました。また、変化の激しい社会において、子供たちが多様な体験を通じて自らの可能性を見出し、自信を持って未来に挑む力を培うことが不可欠であるという力強いお言葉をいただきました。

【平井さん登壇の様子】

続いて、企業・団体様から平井一夫さんに寄せられた質問にもご回答いただきました。

ーソニーCEOとして数々の事業を束ねる中で、持続的な成長と社会的価値の両立をどのように意識されていたか。

  • 成長と社会的価値は「車の両輪」のように考えていた
  • ESG(環境・社会・ガバナンス)の観点から、成長だけを追求し社員や環境をないがしろにすることは許されず、環境重視だけで会社利益を無視することもできないため、いかに(成長と社会的価値の)バランスをとれるかを常に考える必要がある

ー平井さんが大切にされている“感動体験の価値”を社会に伝える際、どのような工夫や視点を持たれてきたのか教えてほしい。体験から生まれる価値を伝えていきたいが、その難しさを感じているのでヒントをいただけると嬉しい。

  • 小さな活動でも、実際に体験した子供や保護者から必ずフィードバックをもらい、社員とフィードバックを共有する(フィードバックのループを作る)ことが大事
  • 体験した子供たちの喜びをSNSやブログで発信し、体験価値を見える化する
  • 共通価値観を持つ企業・団体間でコラボレーションして「面」を作り、発信力を強化していくことは、より多くの子供たちにインパクトを与え、マスコミに取り上げられやすい効果が期待できる(大きな発信力になる)

ー時代変化が激しく、また情報量が多い時代を生きる子供たちに、どのような力を身につけてほしいと考えているのか教えてほしい。

  • 一つの情報源だけでなく、色々なところから情報を収集して総合的に自分で判断する「選択眼」を持つことが大切
  • 自分の意見に対するネガティブな意見を理解した上で判断することも大事
  • 自分の聞きたいことだけを選んで聞くのではなく、公平に情報に接することで誤った判断を防ぐ力をつけてほしい

【平井一夫さんプロフィール】
1984 年に株式会社CBS・ソニー(現 株式会社ソニー・ミ ュージックエンタテインメント)入社。2012 年4月にソニー株式会社 社長 兼 CEOに就任し、ソニーグループ全体のビジネスを牽引。2018年4月より 2019年6月まで会長、2019年6月より2024年6月までソニーグループ株式会社シニアアドバイザーを歴任する。
2021年4月、自ら代表理事を務める一般社団法人プロジェクト希望を設立。子どもたちの未来創造のきっかけとなる感動体験を提供するプロジェクトを推進している。

第2部

企業・団体皆様の自己紹介からスタート。グループ交流では、多様な視点から子供たちの興味を引き出す遊びや体験のアイデアが提案され、参加者の間で知見・情報の交換が行われました。また、この日の平井さんの登壇内容について、多くのテーブルで議論が活発に交わされ、その示唆に富んだテーマが広く共有されていました。

グループ交流の後には、自由参加のフリー交流の時間もご用意し、話し足りなかった企業・団体の皆様がさらに深く対話を重ねることができる場となりました。交流会を通じて構築された企業・団体間の連携ネットワークは、既に複数のコラボレーションに発展しているとの報告もいただいており、子供を大切にする社会気運の広がりに繋がっています。

【自己紹介の様子】
【グループ交流の様子①】
【グループ交流の様子②】
【フリー交流の様子】

参加者のコメント

アンケートでいただいた参加者の皆様からのコメントを一部ご紹介いたします。

  • 初めて参加させていただきましたが、子供に携わる企業様がとても前向きなモチベーションを持たれている事が参考になりました。直接、お話をすることができなかった企業様の紹介で、新たなビジョンを開拓されたり、いろんなイベント企画案などのヒントをいただきました。他社様との意見交換は、とても新鮮な体験となりました。ありがとうございました。
  • 異業種交流会から広がるプロジェクトは今後会社としても必要なステップのひとつだと思います。今後も有益な情報が共有できれば幸いです。他社はどうしているのだろう?と感じている現場の人間は沢山いると思われるのでこういった会はとても有意義だと感じます。
  • 子供の環境についていろんな側面を持たれている企業様を知ることができました。皆様の熱量を感じ取ることができありがたい会となり感謝申し上げます。

交流会をきっかけに、これまでに複数のコラボレーションが実現しました。今後も参画企業・団体様の取組がより一層発展するよう、価値ある出会いと学びの機会を提供してまいります。こどもスマイルムーブメントへのご参画と交流会へのご参加を心よりお待ちしております!

過去の交流会から生まれたコラボレーション事例

学校法人久光学園 志のぶ幼稚園 × アンサンブルむじくる
https://kodomo-smile.metro.tokyo.lg.jp/interviews/56

TOKYO UNITE × 一般社団法人エスコートダンス協会
https://kodomo-smile.metro.tokyo.lg.jp/interviews/76

株式会社アンデルセン・パン生活文化研究所 × 学校法人久光学園 志のぶ幼稚園
https://kodomo-smile.metro.tokyo.lg.jp/interviews/122

コラボレーションについて

参画企業・団体様の専用ページ(こどもスマイルムーブメントプラットフォーム)には、参画企業・団体様が募集したいリソース(コンテンツ・場所・人員・費用等)を登録し、他の参画企業・団体様との協働を促進する仕組みとして、「コラボレーション機能」が備わっています。ぜひご活用ください!