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友だちってなんだか大変…。どうしたら、人間関係でもやもやしなくなりますか?

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教育ひょうろん家の尾木直樹さん。学校や教育のせんもんか「尾木ママ」としてテレビなどでかつやくしています。尾木さんはブログやSNSでも、たくさんのこどもたちのなやみに答えてくれています。そんな尾木さんに友だちとの関わり方について聞きました。

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尾木直樹さん

教育ひょうろん家の尾木ママです。今日はお友達についてお話するわね!

SNSの返事は早くしないとダメ?

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SNSで、すぐに返事をしないといけないか心配です。

どうしたらいいですか?

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ブランキャット

うん、うん。

返事がおそくなると気まずくなるよね~。

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尾木直樹さん

今こどもたちの間では「そくレス」といって、”そく、レスポンス”をする=お返事する。

そのスピードを競い合うようなところがあって、みなさんもこまっているんじゃないかと思います。

おふろに入っている時や、食事中にメッセージが来て、すぐに返事ができないと「何してたのよ」とか言われて、仲間外れにされたりね。

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ブランキャット

早く返事をしないとダメな空気は、どうしたら変えられる?

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尾木直樹さん

空気を変えるというのは、あなた一人だけではなかなかむずかしいので、大事なのは学級のお友達や先生もふくめて、学校全体でルールを決めること。

「そくレスにとらわれないようにしましょう」とかね。

学校全体でルールを決める。

みんなで約束事を作る。

これはスマホモラル(じょうほうモラル)などと言いますが、そういうルールを作るということが大事だと思います。

ぜひそういう動きを、先生と相談してみてほしいなと思います。

仲間外れにされたら?

尾木直樹

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友だちから仲間外れにされてこまっています。

親にも相談しにくいです。

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ブランキャット

それはつらいね…尾木ママ、どうしたらいいかな?

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尾木直樹さん

仲間外れというのはとても深こくな問題だと思うのね。

自分がいやな思いをしても、そこでがまんしちゃうと、だんだんエスカレートして、深こくないじめにつながっていくという場合がけっこうあるんです。

いじめは、なぐる、けるだけではありません。例えば、むしされたり、友だちから仲間外れにされたりというのも、ぜったいにダメなこと(人けんしん害)ですから、ひとりでなやまず、親に相談したり、先生に言えるといいかなと思います。

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ブランキャット

やっぱり、友だちと遊んだり、話したりしたいな。

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尾木直樹さん

そうだよね、だから、学校のお友だち関係がうまくいかなくても、例えばじゅくのお友だちや、おけいこごとのお友だちとか、いろんな学校以外のお友だち関係も作ってみましょう。

そうすると、一ヶ所でうまくいかないことがあっても、いばしょができるんですね。

だから、学校だけでなく、なるべく広いはんい(場所)にお友だちとか、気心ゆるせる友だちを作るというのも、すごく大事なことだと思います。

ただ、やっぱりいじめとの関係を、一番大事に見てください。

自分がつらいなと思ったら、放っておいたらダメです。

親には相談しにくいかもしれないけど、こまっていることだけでも伝えてみてね。

友だちづくりはどうしたらいい?

尾木直樹

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自分なりにがんばっても、友だちができません。

どうしたらいいでしょうか?

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ブランキャット

そうそう、友だちづくりって、すごくむずかしいよね~。

尾木ママは良い方法知ってる?

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尾木直樹さん

それはね、友だちの作り方のポイントがやっぱりあるのね。

友だちづくりは、第一に、いろんな所でせっ点やつながりがある関係を大事にしていくことからかな。

例えば、クラスで学校での席がとなりどうしになったり、音楽などのいどうする教室でとなりになったりしたとき。

運動会や遠足のグループ(はん)が同じだった場合。

あとは、おけいこごとやじゅくが同じ(いっしょ)だとか。

そういういろんな出会いの場面で、「いっしょにいて楽しいなぁ。この子っていいなぁ」と思う気持ちを足場にして友だちを作る感じかな。

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ブランキャット

色々な出会いやきっかけが、友だちにつながるんだね。

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尾木直樹さん

やっぱり、自分のきょうみや関心と関係のないところに友だちはできないんだよね。

インターネット上でも友だちを作れると思うけど、あやしい友だちに引っかかってしまうきけんもありますよ。

なるべくリアルに見えるところで、友だちを作れるといいですよね。

ありのままのあなたで、だいじょうぶですよ!

「教室だけでなく、広い世界で友だちに出会えるんだにゃ~」

ブランキャット
尾木直樹

答えてくれた人

教育評論家
尾木直樹さん

教育評論家・法政大学名誉教授。中学教師・高校教師・大学教員として計44年間、教壇に立つ。現在は数々の情報・教養・バラエティ番組に出演し、「尾木ママ」の愛称で親しまれている。「子育てと教育は愛とロマン」が信条

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