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部活動とのきょり感にこまっています

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東京オリンピックにも出場したバスケットボール選手の馬瓜（まうり）エブリンさん。中学、高校と部活動をがんばってきた馬瓜（まうり）エブリンさんに、部活との向き合い方について聞きました。

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負けたくやしさから立ち直れない

馬瓜エブリン

試合に負けたくやしさから立ち直るためには、どうすればいいですか？

ブランキャット

負けた時ってくやしくて、ずっとそのことを考えちゃうよね～

馬瓜エブリンさん

試合に負けた時のくやしさは、無理になくそうとしなくてもいいと思うよ。
わたしもリオ・オリンピックの代表に、最後の最後で落選するという苦しいけい験をしました。

当時は、このくやしい思いをむねに、あえてみんなの試合を見ていました。
試合でやく動してる選手たちとくらべて、自分の中で何が足りなかったのかを考えることができて、それが自分の中で成長の糧（かて）となりました。

そのけい験から、くやしかった気持ちを無理になくそうとするよりは、何が足りなかったのかというところにつなげるためにも、くやしい気持ちはわすれずに、そのまま取っておいてほしいなと思います。

部活の引退（いんたい）から気持ちが切りかえられない

馬瓜エブリン

部活動を引退（いんたい）してから、次のステップへ気持ちを切りかえられません。

ブランキャット

うんうん、部活をがんばったからこそ、すぐに次へ行こう！って気持ちにはなれないんだよね～。

馬瓜エブリンさん

部活動が終わるとそう失感があるよね。
大会に勝って終わったら一番いいかもしれないけれど、負けて終わったら「まだまだ、やりたかったな」とか「部活の雰囲気（ふんいき）が好きだったな」というのが、すごく残ると思います。

けれど、その気持ちはまちがいなく次のステップに生かされると思うので、無理に切りかえをするよりは、例えば、後輩（こうはい）たちのサポートのために顔を出してあげるなどしてみてください。

ブランキャット

引退（いんたい）後、受験勉強しないといけなかったりするよね。

馬瓜エブリンさん

そうだね、受験勉強などもあると思うけれど、リフレッシュとして体を動かしてみたり、地いきのスポーツクラブに参加することで新しいつながりを見つけたりできるかもしれないね。

そういう意味では、無理に切りかえなくてもいいんじゃないかなと思います。
今ある時間を楽しんでほしいですね。

部活も友だち付き合いも両立したい

馬瓜エブリン

部活動とクラスの友だちとの付き合いを両立する方法はありますか？

ブランキャット

部活に時間を取られて、もっと友だちといっしょにいたいのになぁ、って思う時あるにゃ～。

馬瓜エブリンさん

部活動に力を入れている学校だと、クラスの友だちとしゃべる時間などがへってくることがあると思います。
でも、クラスの友達であれば、ふだんの学校生活は変わらず、いっしょに勉強したり、休み時間をすごしたりして、親交を深めることはできると思います。

もちろん部活を真けんに取り組んでいくことも青春のひとつです。
そして、学校の時間というのもかけがえのない時間になると思うので、その中で友だちともっともっとお話をして、コミュニケーションを取って、仲を深めてほしいですね。

「色々なけい験や感じた気持ちを大事に、次につなげるといいんだにゃ～」

答えてくれた人

バスケットボール選手・起業家
馬瓜エブリンさん

バスケットボールの強豪高校を卒業後、プロリーグでも活やくしたけい験を持つバスケットボール選手。2021年東京オリンピックに出場し、チームとして準優勝を果たす。１年の休養を経てバスケットボールWリーグに復帰。現在はデンソーアイリスに所属し、選手として活動しながら、バスケットボール関連のイベントやアスリート支援の事業を行う起業家としても活動中

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