掲載日:2025年12月18日
株式会社東京きらぼしフィナンシャルグループ
未来のTOKYOをもっとよくするには?
「TOKYOに、つくそう。」をパーパスに掲げ、東京・神奈川を中心に店舗を持つ「きらぼし銀行」やデジタルバンクの「UI銀行」、証券・カードなどを扱う金融事業会社、ITや広告などを扱う非金融事業会社など、20を超えるグループ企業で成り立つ東京きらぼしフィナンシャルグループ。各グループ会社と連携を図ることで「金融、非金融」の総合金融サービスを提供しお客様の課題解決に取り組んでいます。地域金融グループとして銀行と証券会社の連携による資産運用や行政・関連団体との連携による本業支援、海外展開支援、創業支援、大学・スポーツ団体との連携を通じた地域振興など、幅広く地域・社会の課題に貢献すべく、グループシナジーを活かして新たな挑戦を続けています。
今回は、「デジタルの力で、シニアの方の暮らしをもっと便利に、安心に」をテーマに、「きらぼし銀行」店舗とデジタルバンク「UI銀行」での銀行業務を体験できる職業体験を開催。「今までの銀行」を知り、「これからの銀行」の姿を考え、未来のTOKYOをもっとよくするための2日間に密着しました。
【職業体験のスケジュール】
●1日目
①銀行業界の変遷と銀行の業務を学ぶ
②営業部の業務を体験
③デジタルバンク・銀行業務のDX化を学ぶ
●2日目
シニア層へのデジタルバンク普及策を提案
時代に合わせて変化する銀行の業務とは?未来のTOKYOについて、きらぼし銀行と考えました!
きらぼし銀行本店で、8月4日・5日の2日間開催された今回の職業体験。従来の銀行業務にくわえ、近年発展を遂げるデジタルバンクについての知識を深め、業務体験や店舗視察、ディスカッションを実施しました。
1日目
職業体験最初のプログラムは、銀行業界の変遷と業務を学ぶところから始まりました。預金・為替・融資という銀行の基本業務から、時代の変遷に伴って進むデジタル化や地方銀行の再編といった外部環境の変化まで、たくさんの知識をインプット。「銀行に行ったことがなかった」という参加者も、「こんなに色々な仕事をしていたんだ…!」と多くの学びがあったようです。
その後はきらぼしグループの事業について紹介を受けました。「東京圏に特化した地域密着型金融グループ」「グループの総合力を活用した幅広い金融サービスの提供」「外部連携を活用した社会課題の解決」「デジタル戦略の推進」など、きらぼしグループの特長を聞いた中高生たちは「新しく知れたことがたくさんあって学びになった。」と興味津々。
その後は、きらぼし銀行本店営業部で銀行業務を体験しました。キャッシャーの操作や現金の管理作業を見学したり、さらには紙幣の束を手に取らせてもらったり!初めて見る額のお金に中高生たちは目を丸くして驚いていました。
1日目の最後のプログラムは、銀行を取り巻く外部環境の変化とデジタルバンク「UI銀行」についてご紹介をいただきました。UI銀行の開業から現在までの変遷、DX化が進む銀行業務などを教わり、「インターネットバンキングやDX化が進んで、好きな時間に銀行の手続きができて便利でいいなと思った。」と、中高生たちはまた新たな発見があったようでした。
2日目
2日目はチームに分かれて銀行業務に関するディスカッションを開催。「未来の銀行は店舗がなくなる?シニア層に対してデジタルバンクを普及するには?」について、グループで意見を交換しました。
UI銀行の皆さんから「シニア層のデジタルサービス利用に向けた壁は何か?対策は何か?」「シニア層の利用率が高いデジタルサービスは何か?そのポイントは何か?」「シニア層に対してデジタルバンクを普及させるにはどうすれば良いか?」補足説明とアドバイスをいただきながら、1日目に学んだ情報をもとにアイデアを出し合う中高生たち。「どのくらい個人情報が守られるのか不安な人が多いと思うから、セキュリティを強化しよう!」「わからないことを質問できたり、案内をしてもらえる体験会を開催したらどうかな?」など、様々な意見が飛び交いました。
最後はグループでまとめた意見を提案し、きらぼしグループの職業体験を終えました。
東京きらぼしフィナンシャルグループの職業体験に参加した中高生の声
職業体験終了後に、参加した中高生3人に感想をお伺いしました。
─職業体験に参加しようと思った理由を教えてください。
Aさん:普段は将棋に夢中になっていますが、この2日間の職業体験を通じてもっと好きなことを見つけたいと思って参加しました。
Bさん:銀行には親が立ち寄る時に行く程度だったので、銀行はどんな事業をしていて、どんな仕事があるのか知りたいと思って参加しました。
Cさん:銀行にはほとんど行ったことがなかったので、どんな仕事をしているのか興味があって参加しました。
─職業体験で一番思い出に残っていることを教えてください。
Aさん:1日目に教えていただいた、銀行業務の変化が印象的でした。現在は「bank4.0」と呼ばれ、デジタル化が進んでいることを知って驚きました。少し学ぶことが多くて難しいところもありましたが、そのおかげで2日目のディスカッションでは良いアイデアを出すことができたと思います。
Bさん:銀行業務体験でお金を手に取らせてもらったことが印象に残っています。緊張してぜんぜん持っていられなかったです。
Cさん:私も銀行業務体験でお金を手に取らせてもらったことが印象に残っています。普通に生活しているだけではなかなかできない体験だったので、楽しかったです。
─職業体験を通じて学んだことは?
Aさん:ディスカッションでは様々な意見が出ましたが、分かりやすく相手に伝えるためには「あれもこれも」と、盛り込みすぎないことが大切だと学びました。また、自分の意見だけではなく、新しい視点からアイデアをもらえたので、刺激を受けました。
Bさん:シニア層の皆さんは、スマホの保有率95%に対して、デジタルサービスの利用率は30%と教えていただき、スマホをうまく活用できていない人が多くてビックリしました。思い返してみると、私の周りでも限定的な使い方をしている人が多かったです。便利なものなので、どんどん教えてあげようと思いました。
Cさん:シニア層の利用率が高いスマホアプリはLINEが1番かなと思っていましたが、キャッシュレス決済アプリだったのは意外でした。私のおばあちゃんもスマホを使っているので、今度聞いてみようと思います。
─職業体験に参加して良かったこと
Aさん:参加するまでは、銀行の仕事は単純なものなのかなって思っていましたが、お話を聞いてみると、様々な仕事が絡み合っていて新しい知識を得ることができました。また、ディスカッションでは気づきも多くて、意見を出し合う大切さを学ぶことができました。
Bさん:銀行の中を覗いて、その仕組みや働いている人の雰囲気を知れたことが良かったです。きらぼし銀行本店には広いカフェテリアもあって、皆さん楽しそうにお仕事をされていました。参加する前は、もっと堅い雰囲気だと思っていたので、きらぼしグループの仕事により興味が沸きました。
Cさん:私はこれまで銀行に行く機会も少なく、縁遠い感じでしたが、スマホを使った銀行のサービスや取り組みを知れて身近さを感じることができました。家に帰ったら親にも使っているか、聞いてみたいと思います。
─職業体験で得た経験を今後どのように活かしていきたいですか?
Aさん:職業体験を通じてITやAIが発達して「モノは消えるが、機能が存在する」というものがたくさん出てくることも学びました。将来仕事を探す時は、その視点も大切にしながら、色んな会社や仕事を見てみたいと思います。
Bさん:インターネットやスマホを活用して、より銀行が身近になってきていると感じました。すごく便利なことだし、私も将来、使ってみたいなと思います。
Cさん:2日間の体験では、知らなかった銀行に対しての理解を深めることができました。これからは、最初は興味がないことであっても、まずは一度知る努力をして、色々なことにチャレンジしてみようと思います。
世の中に合わせて形を変える銀行の社会的意義を知ってほしい~東京きらぼしフィナンシャルグループ~
グループで展開する幅広い事業を掛け合わせ、時代や社会の変化に合わせて新しいサービスや商品を提供してきた東京きらぼしフィナンシャルグループ。その仕事が地域経済のためにどう役立つのか、中高生の皆さんと一緒に考え、デジタルネイティブである皆さんから新しいアイデアをいただきたいと思い、今回の職業体験事業に参加しました。中高生の皆さんにとっては難しい言葉もたくさんあったかと思いますが、皆さん熱心に話を聞いてくださり、「楽しかった。」「銀行の業務を知れてためになった。」とお声をいただき、私たちも嬉しかったです。ディスカッションでは、AIについての意見も飛び出すなど、プログラムの中で直接説明していないことも導き出してくださり、デジタルに慣れ親しんだ皆さんの感性の高さに驚かされました。
東京きらぼしフィナンシャルグループは、パーパス「TOKYOに、つくそう。」を指針に、グループ間で連携し、目の前の利益だけを追うのではなく、長期的な視点で物事をとらえ、地域貢献に向けた取り組みを行っています。近年は、学校やスポーツ団体、地域の方々などと連携し、それぞれの特性や課題に合わせた施策もスタートさせています。今回のテーマである銀行サービスのデジタル化やシニア層へのアプローチもその取り組みの一つ。物ではなく、お金をツールにして事業を展開する銀行だからこそできるチャレンジも多く、私たちはこれからも社会により便利なサービスと新たな付加価値を提供する企業として、様々な可能性を模索していきます。
今回のプログラムを通じて、これからの日本を担う中高生の皆さんの中に、金融業界や銀行の仕事に興味を持ち、地域経済について考えるきっかけが生まれてくれることを願っています。
記事の内容は掲載時点の情報に基づいております。
