本文へ移動

東京都

  • 職業体験

掲載日:2025年12月18日

東芝ブレイブルーパス東京株式会社

ジャパンラグビートップリーグ2連覇!東芝ブレイブルーパス東京を支える仕事とは?

「世界有数のユニークなラグビークラブになろう」という目標のもと、東京都、府中市、調布市、三鷹市をホストエリアとして、神奈川県川崎市をフレンドリーエリアとしてラグビーチームを運営する東芝ブレイブルーパス東京。「楕円でつながる未来へ」というスローガンのもと、ラグビーの魅力を発信するとともに、地域の活性化を目指した活動を展開しています。

今回は、「リーグ優勝チームに潜入 ~スポーツビジネスの裏側を体験~」と題して、チームを支える運営業務を体験できるプログラムを開催。選手のサポート、パートナーシップ、地域社会貢献活動など、スポーツビジネスの仕事内容とは?ラグビー日本代表経験のあるプログラム担当者・松田さんとともに、スポーツ好きの中高生が学んだ2日間に密着しました。


【職業体験のスケジュール】

●1日目
①中学生向けのアカデミーの練習を見学
②アカデミーの運営業務を体験
③スポーツ事業・会社の取組、ラグビー界の課題を学ぶ
●2日目
①クラブハウス・トレーニングの様子を見学
②チーム運営について学ぶ
③地域やラグビー界を盛り上げる方策を提案


プロスポーツチームを支える仕事って?スポーツ事業運営において大切なことを学ぼう!

東芝ブレイブルーパス東京で、8月20日・21日の2日間実施された今回の職業体験。ジャパンラグビートップリーグを牽引する東芝ブレイブルーパス東京を支える業務内容にくわえ、スポーツビジネスに必要な知識を深められるプログラムをご用意いただきました。体験を通じて中高生が感じたことをご紹介します。

【チームのロゴ前で狼ポーズをとる中高生とプログラム担当者の松田さん】

1日目

今回のプログラムは、東芝ブレイブルーパス東京が主催し、中学生55名が参加する「U-15夏季集中トレーニング2025」の運営補助などを通じて、ラグビーチーム運営の裏側を知るというもの。1日目の最初のプログラムは、トレーニングに参加する中学生たちの練習を見学しました。同年代の子どもたちが果敢にタックルする様子を見て、参加者たちも「中学生の練習は初めて見たけど、プロと同じようにラグビーがしっかり成り立っていて、ビックリしました!」と興味津々でした。続いて、トレーニング参加者の座学会場へ移動。55名が座って講義を聞きやすい配置をみんなで考え準備しました。初対面のプログラム参加者たちでしたが、「こうしたらどうかな?」「これでいいと思う人?」「こっち向きの方が大勢座れるんじゃない?」と、声を掛け合いながら打ち解けていきました。

その後は、クラブの概要や歴史、選手、事業運営部の仕事の説明を受けました。営業・企画・事業運営・選手など様々な職種が連携し、会社としてチームの運営を行っていること、ホストゲームの運営とこだわり、オリジナルグッズ制作、地域連携活動など、多くの取り組みを知った中高生たち。「チームを支える人がどんな気持ちで頑張っているか、チームと運営が一体となっていることが分かってすごいと思った。」と、チームを支える仕事の偉大さを学んだようでした。

【ラグビーの練習を見学する中高生の様子】

2日目

2日目のプログラムは、「スポーツの力で社会を元気にしよう!」をテーマにしたディスカッションからスタート。「ラグビーチームがあることを知ってもらうために、グラウンドやクラブハウスに地域の人を招いて、ラグビー体験やお祭り、運動会をする」「何も知らない人も楽しめるように、選手が自分のプレーを解説する」など、町や地域の人たちを元気にするアイデアを出し合いました。 続いて、クラブハウスを見学、トレーニング中の選手の様子も見学できました。ドラマの舞台にもなったクラブハウス前のグラウンドは広くて圧巻の光景。プロの選手たちを間近で見た中高生たちはその身体の大きさにもビックリしていました。

その後は前日にお世話になった「U-15夏季集中トレーニング2025」の運営を担当する望月さんからチーム運営に関する講義をしていただきました。チームのこだわりや目標、そしてそれらを具体化して、説明できるようにすると、その実現のための道筋が明確になると教えていただきました。中高生からの「仕事の中で大切にしていることはありますか?」という質問には「色々な人に協力を仰いで、もらった意見に対して、どんなことでもまずやってみることが大事です。相手の意見を否定せず、まずチャレンジしてみることで、見えてくるものがある。たとえ失敗しても、その結果をもとに新しいことを考えられる。」と、今後の人生の様々な場面で役立つ回答をいただきました。

そして最後に、1日目・2日目の体験を踏まえて地域やラグビー界を盛り上げる方法についてディスカッションを行い、2日間の職業体験は幕を閉じました。



東芝ブレイブルーパス東京の職業体験に参加した中高生の声

職業体験終了後に、参加した中高生3人に感想をお伺いしました。

─職業体験に応募した理由を教えてください。

Aさん:私はラグビー観戦が好きで、月に1回以上スタジアムに試合を見に行っています。将来はラグビー業界で働きたいと思っているので、今回はラグビーチームの裏側を見れる良い機会だと思って参加しました。
Bさん:私は部活動でラグビーをしていて、東芝ブレイブルーパス東京に興味があったので参加しました。
Cさん:ラグビー好きの父から教えてもらったのですが、私もスポーツ観戦が好きなので、スポーツチームの裏側を知ってみたいと思って参加しました。


【東芝ブレイブルーパス東京のクラブハウスを見学する様子】

─職業体験で一番思い出に残っていることを教えてください。

Aさん:試合に行くだけでは、なかなかチームのスタッフさんと話せないので、チーム運営について学ばせていただけたことが貴重な経験になりました。私はスポーツマネジメントに興味がありましたが、その中でもどんな部分をマネジメントしたいのか、参加前は決められていませんでした。しかし、プログラムに参加して話を聞き、みんなと意見交換をしているうちに、私の考えの中心には「子どもたち関わることでラグビーを広げたい」という想いがあることに気づくことができました。
Bさん:選手の身体の大きさやプロチームの施設を間近で見れて嬉しかったです。「同じラグビー選手として、自分はもっと成長しないといけない」と、モチベーションが高まりました。
Cさん:参加前はどのスポーツチームも同じような活動をしているのかな?と思っていましたが、東芝ブレイブルーパス東京では「ユニークさ」を大切にしているという話を聞き、印象的でした。地域活動や広報活動、ファンサービスなど、様々な活動をしていることを知って、すごいと思いました。

─職業体験を通じて学んだことを教えてください。

Aさん:スポーツ業界の仕事が身近に感じられたと同時に、スポーツ業界で働いていくうえで感じるおもしろさや難しさを知ることができました。
Bさん:プロチームはスポンサーや地域の協力がないと成り立たないことを学びました。チームにはほかにもいろいろな人が関わっていることを知れて面白かったです。
Cさん:知識よりも、まずやってみることが大事だと学びました。何をするにも気持ちがある人が成長できると教わったので、これからは積極的に行動することを意識してみようと思っています。

─職業体験に参加して良かったと感じることを教えてください。

Aさん:これまでは漠然とリーグ戦でスタジアムを満席にしたいという夢がありましたが、プログラムに参加して子どもにスポーツの喜びを知ってもらって、若い人の力でスタジアムを埋めたいと考えられるようになったことが良かったです。
Bさん:知っている選手の存在を身近に感じられて良かったです。プログラムを担当してくださった松田さんのことも知っていたので、お会いできて嬉しかったです。
Cさん:選手やOBの方など、子どもたちから憧れられる人と一緒に時間を過ごせたのが良かったです。普段は入れないところも案内してもらって、ビックリすることがありました。

【地域やラグビー界を盛り上げる方法について、ディスカッションをする様子】

─職業体験で得た経験を今後どのように活かしていきたいですか?

Aさん:東芝ブレイブルーパス東京はファンクラブに入っているくらい大好きなチームです。今シーズンは選手だけでなく支える仕事をされている皆さんのことも応援していきたいです。
Bさん:これから社会で生きていくために必要な姿勢・熱量・気持ちなどを学べました。いただいたアドバイスや意見を活かして、今後は様々なことにチャレンジしてみようと思います。
Cさん:自分の意見だけでなく、周囲の意見も大切にすることを学んだので、これからは周囲のみんなの意見も聞いて、行動に移すようにしていきたいです。そして、その行動が周囲にどんな影響を与えるか、考えられる人になりたいです。



選手を支える仕事の魅力を知ってほしい~東芝ブレイブルーパス東京~

私たち東芝ブレイブルーパス東京は、ラグビーをより普及させるために、日頃から子どもたちに向けて、「チームを知ってほしい」と考え、行動してきました。その考えと本事業の活動がマッチしていたことが、今回の職業体験事業に参加した理由です。
私はかつて東芝ブレイブルーパス東京に選手として所属し、日本代表も経験しましたが、「スポーツビジネスって実際どんなことをしているのか?」現在所属する事業運営部に異動してくるまで詳しく知りませんでした。ラグビー漬けの日々を送っていた私ですら知らないことがあったくらいですから、中高生の皆さんにはもっと難しいだろうと考え、今回のプログラムでは選手を支える仕事の魅力を分かりやすくお伝えできるように努めました。中高生の皆さんの中には、ラグビー観戦が好きな方、プレイしたことがある方、全く知らない方と様々でしたが、プログラムを通じてラグビーに触れ、皆さん全員が一生懸命考えて、発言してくださっていたことが嬉しかったです。
【今回のプログラムを担当してくださった、元ラグビー日本代表でもある松田さんにお話を伺いました】

東芝ブレイブルーパス東京は、商店街やお祭り、学校など、様々な場所でラグビーの楽しさやスポーツの素晴らしさを届ける活動に取り組んでいます。スポーツには気持ちが高まる・心が動く良さがあります。ご参加いただいた中高生の皆さんや今記事を読んでくださっている皆さんには、今回のプログラムをきっかけに、ラグビーや東芝ブレイブルーパス東京を知っていただき、ぜひスタジアムでその熱を、感動を味わっていただきたいです。たくさんお客様がいらっしゃる方が選手のモチベーションも高まりますからね(笑)。私たちの仕事はお客様にも、選手にも笑顔を生むきっかけを作る仕事です。今回のプログラムを通じてそんな仕事の魅力を知っていただき、中高生の皆さんがスポーツ業界に目を向けてくださるきっかけとなれば嬉しいです。そして将来、そんな皆さんと一緒に働けることを楽しみにしています!

記事の内容は掲載時点の情報に基づいております。

紹介した企業・団体