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東京都

コラボレーション活用事例

掲載日:2026年8月19日

一般社団法人 日本自動車連盟(JAF) 東京支部×株式会社おりおり

東京都が取り組むこどもスマイルムーブメントに参画する企業・団体の交流会「MEET UP!」をきっかけに、一般社団法人 日本自動車連盟(JAF)(以下、JAF) 東京支部と株式会社おりおりのコラボレーションが実現しました。JAFロードサービス基地にて開催された「子ども隊員1Day入隊ミッション」のイベント内容と反響、コラボレーションの秘訣についてお話を伺いました。


(左)JAF 東京支部 塩田さん (中央左)JAF東京支部 岡田さん (中央右)おりおり 代表取締役 堀さん (右)JAF東京支部 安部さん


子どもロードサービス隊員がミッションに挑戦!親子で楽しみ安全を学べる特別な一日


――交流会での出会いからコラボレーションに至った経緯を教えてください。
 

JAF東京支部 安部さん(以下、安部):私たちは安全・安心を支えることを使命としてロードサービスを提供しています。また日頃から交通安全啓発活動に注力し、幅広い世代への発信を行っています。その中で課題となっていたのが子供との接点、特に未就学児とのつながりが少ないことでした。子供と関わりの深い企業や団体との出会いを求め交流会に参加し、おりおりさんとのご縁をいただきました。


おりおり 代表取締役 堀さん(以下、堀):当社が交流会に参加したのは、こどもスマイルムーブメント大賞の受賞を機に、さらに連携の輪を広げたいという思いからでした。おりおりは未就学児を持つ家族が助け合いともに旅を楽しむシェアトリップ「OLITABI」を提供しています。交流会での会話を通じて「交通安全体験プログラム」「子ども安全免許証」をはじめJAFさんがお持ちのコンテンツを活かして親子で楽しめるイベントを一緒につくれるのではないかという直感があり、積極的にアプローチさせていただきました。


JAF東京支部 塩田さん(以下、塩田):子供向けイベント中でも、特に未就学児向けイベントでは場づくりや伝え方など様々な工夫が求められます。交流会後の打ち合わせでは、日頃からたくさんの子供と触れ合っているおりおりさんならではのアイデアを数多く提案いただき、意見交換をしながらイベントをつくり上げていきました。

――コラボレーションにより実現したイベント内容と工夫したポイントを教えてください。

JAF 東京支部 岡田さん(以下、岡田):未就学児を対象としたイベント「子ども隊員1Day入隊ミッション」を都内のJAFロードサービス基地で開催しました。工夫したポイントは「ストーリー性」です。第1部では交通安全ゲームを通じて交通ルールを学んだ後、JAFキッズサービスカーを運転してロードサービス隊員の仕事を体験します。第2部ではロードサービス隊員によるレッカー車を使った自動車の吊り上げ作業を見学。第3部では街に出て標識や信号を確認しながら基地周辺のルートを歩きます。これにより「学ぶ実践する」というプロセスを楽しみながら体験してもらえるイベントになったと思います。


安部:イベントでは、①子ども用のロードサービス制服を着用する②キッズサービスカーに乗る前に「子ども安全免許証」を作成する③キッズサービスカーに乗って救援現場に向かいミッションをクリアする――というようにJAFの様々なコンテンツを組み合わせて活用しています。
 


(左)信号や標識に合わせて体を動かしながらルールを学ぶ交通安全ゲーム。「こんなときどうするの?」のかけ声に元気に答える子供たち

(右)子ども隊員としてJAFキッズサービスカーを運転し故障した車を助けに行くミッションにチャレンジ

 

岡田:キッズサービスカーに乗車した際、子供たちは直前に習った交通ルールをしっかり守って運転していてとても感心しました。キッズサービスカーは長年活用しているコンテンツですが、おりおりさんのアイデアをもとに他のコンテンツとつなげて一つのストーリーにすることで、より大きな体験価値を提供できたと実感しています。

堀:「ただ楽しいだけでなく、日常を支えているJAFさんの存在を実感でき、学びや気づきのあるイベントにしたい」という思いを軸にプログラムを組み立てていきました。子ども安全免許証の発行やキッズサービスカーの運転シーンなどは大いに盛り上がりましたし、子ども隊員として真剣にミッションに取り組む姿も印象に残っています。以前、保護者の方から「JAFのレッカー車が自動車を運ぶ現場を見て親子で興奮した」という話を聞いていたので、今回のイベントでは「レッカー車の見学もぜひ!」と提案させていただきました。



(左)ロードサービスに欠かせないレッカー車を間近で見学。自動車の前輪を持ち上げて牽引する作業の実演に子供も大人も大興奮
(右)レッカー車の運転席に乗ってロードサービス隊員の気分を満喫


――参加者の反応をご覧になって、印象に残ったことはありましたか。

岡田:子供たちの笑顔や歓声に私たちも元気をもらうことができました。また、一緒に参加されたご家族も楽しんでくださっているのが印象的でした。レッカー車の見学では保護者の方々からも「運転に必要な免許は?」「トラックも持ち上げられるの?」など質問が飛び交っていました。

堀:子供も大人も一緒に楽しんでもらえたようで何よりです。今回はOLITABI会員を対象に先行して参加者を募集したのですが、すぐに定員が埋まり皆さんとても楽しみに待っていてくださいました。JAFさんの社会貢献への思いが原動力となり、互いの強みを活かした取組ができて心から感謝しています。

安部:こちらこそ感謝の気持ちでいっぱいです。従来のイベントでは子供の様子を保護者が見守るというケースが多かったのですが、今回は親子一緒に前のめりでJAFの世界を楽しんでくださっているのが伝わってきて新たな一歩を踏み出せた手応えがあります。交流会での出会いからこのような展開が生まれるなんてと非常に嬉しく思っています。


塩田:ゲームに歌を取り入れたり体を動かしたりと、子供たちの興味を引き出す方法や分かりやすい伝え方も大変勉強になりました。今回得られた知見をぜひ今後に役立てていきたいですね。私たちが積極的にイベントを開催する背景には、子供たちに安全意識を高めてもらうとともに、いつかJAFのロードサービス隊員として活躍してほしいという願いがあります。イベントの思い出が子供たちの明るい未来につながることを祈っています。




率直な意見交換とスピーディーな意思決定で、短期間でも充実のプログラムを実現


――コラボレーションが成功した要因はどこにあるとお考えですか。

安部:「こんなことをやってみたい」という私たちの思いを、おりおりさんがうまく形にしてくれたことが大きいと感じています。JAFのコンテンツを活かしつつ「親子が一緒に楽しめる場をつくる」というおりおりさんの強みを発揮いただけたことが成功につながっているのではないでしょうか。

堀:JAFさんはどんなアイデアも前向きに捉えてどうやったらできるかを議論し、スピーディーに意思決定してくださったので2ヵ月という短い期間で開催に至ることができました。「このアイデアいいですね」「こうしたらもっと良くなるのでは」と意見交換を重ね、打ち合わせは毎回時間オーバーになってしまうほど白熱していました。思いを共有し二人三脚でつくり上げてきたことが、実りあるイベントにつながったと感じています。

――最後に、今回のコラボレーションを通じて感じた可能性や、コラボレーションを検討中の企業・団体に伝えたいことを教えてください


堀:企画段階では、たとえ形にならなくても何かのヒントになればという気持ちで様々なアイデアをお出ししていました。今回のコラボレーションを通じて改めて感じたのは、コラボレーション相手となる企業や団体の先にいるユーザーに目を向けて、自分たちにはどんなことが提供できるかを徹底的に考えることで、自分たちだけでは生み出せない新しい価値が生まれるということです。今回も、お互いの強みを掛け合わせることで、親子が楽しみながら交通安全を学べるイベントを実現することができました。

安部:出会いを求めている方々には、まず交流会に参加してみてほしいとお伝えしたいです。相手がどんな思いで参加しているのか、どんなコラボレーションの可能性があるのかは会って話してみないと分かりません。可能性を広げる第一歩は「動く」こと。おりおりさんとの出会いによって自分たちの強みを再発見でき、思いがけない共創が生まれたことで新たな価値を加えることができました。交流会を通じて「やってみたい」という思いがつながり、多くのコラボレーションが生まれることを願っています。

――ありがとうございました。

記事の内容は掲載時点の情報に基づいております。

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